千葉県千葉キャンパスキャンパスブログ
2018.07.31
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【課題図書】戦後73年が経った今でも、その凄さが語り継がれる『零戦』 零戦が世界を圧倒したその背景とは? 不可能と思われた要求を形にし、75グラムの妥協を許さない技術者魂とは!?
https://www.ktc-school.com/reserve/?kubun=2&event=001&campus=1717/reserve/?kubun=3&event=002&campus=17
みなさん、こんにちは。
鶴田です。
この夏、お薦めしたい本があります。
それは、堀越二郎の『零戦』です。私がこの本を読むきっかけになったのは、生徒からの一言です。その生徒は戦闘機に詳しく、「この本、すっごく面白かったよ!」と教えてくれました。
読んでみると、始まりから引き込まれました。戦闘機の航続力、速度、空戦性能のどれか一つに重点を置けば、残りは諦めるしかないという常識に挑み、全てを盛り込んだ零戦を設計しました。機体の重量を75グラム減らすために、翼に使う金属を変更したそうです。戦時中の日本の情勢も軍部の目線と、一企業の側からと両方描かれており、それぞれが国の存続をかけて戦っている様子も知ることができます。
今年は戦後73年になります。
戦争について考える材料の一つに、ぜひこの本をお奨めします!
文庫本の表紙には当時の設計図が描かれています