おおぞら校歌プロジェクト|屋久島おおぞら高等学校

屋久島おおぞら高等学校 
特別企画!

屋久島おおぞら高等学校は2014年、開校10年目を迎えました。その節目に生徒たちが主体となった「おおぞら校歌プロジェクト」を発足しました!ここではその制作過程のドキュメンタリーを公開しています。

おおぞら校歌プロジェクト
~The Movie~

校歌プロジェクト ~プロローグ~

屋久島おおぞら高等学校、それが私たちの学校。スクーリングを通して、全国の友だちと何かつながっているものが欲しい・・・。

この学校に、校歌はまだありません。

私たちで、校歌をつくります。

校歌プロジェクト ~第1話~

授業が終わった後の忙しい中、東京キャンパスに駆けつけてくれた11名の生徒たち。これから校歌を作っていく仲間たちとの初対面に、少し緊張気味でした。しかし校歌について話していくにつれ、自然と笑顔で話すようになり、後半は和やかな雰囲気に。
どういう校歌がいいのか、一人ひとりの考えを聞きながら、全員で話し合いました。どの生徒からも「いい校歌を作りたい!」という想いが伝わりました。「いい校歌」とは何なのか、歌詞にはどんな言葉を使うのか、曲はどんなふうにするのか、話し合うことはたくさんあります。

校歌プロジェクト ~第2話~

作曲をしてくださる新・純邦楽ユニットのWASABIさんと一緒にミーティング!津軽三味線、尺八、琴、太鼓などの和楽器で迫力のある演奏をするユニットです。(津軽三味線:吉田良一郎さん、尺八:元永拓さん)
和楽器の曲がどんなものか、イメージがわかなかった生徒たちは、まずお二人から和楽器について、学ばせていただき、そのうえで、どんな校歌にしていきたいかを話し合いました。テーマやタイトルを考え、そこから曲をイメージしていくこと。何を伝え、残していくのかということが大切なこと。多くのアドバイスをいただきながら、生徒たちの考えも聞いていただきました。

校歌プロジェクト ~第3話~

今回は歌詞監修をしていただく、脳科学者の茂木健一郎先生とのミーティング!いよいよ歌詞作りです。ただ、生徒たちには初めての歌詞作り。何をどうしていけばいいのか、どんな歌詞がいいのかは手探り状態です。茂木先生から、「曲は歌詞が大切であること、そして歌詞を作るうえで参考にしたいこと」などを教えていただきました。その後、生徒たちにどういった歌詞がいいのかを考えてもらい、みんなで意見交換。
自分たちで作る校歌。スクーリングに行った全員に共感してもらい、その時の情景が思い出されるようなものにしたい。そんな想いを感じることができました。

校歌プロジェクト ~エピローグ~

おおぞら校歌プロジェクトの集大成!プロジェクトメンバーたちによる校歌のレコーディングが、「VICTOR STUDIO」にて行われました。テレビの中でしか見たことのないスタジオの雰囲気に、少し不安そうな面持ちの生徒たち。しかし、練習が始まった時の生徒たちの顔は真剣そのものでした。一度の収録で思ったようなものができるはずもなく、納得がいくまで何度も何度もやり直し、みんなの想いを声にのせました。
生徒たちは屋久島で体験してきた想いを、WASABIさんは日本の伝統文化、純邦楽のメロディーを、茂木先生は歌詞に生徒たちのメッセージ
それぞれの想いや力が重なり合い、ひとつの校歌が完成しました。

校歌プロジェクト:スペシャルサポーター

歌詞監修:茂木健一郎先生

1962年東京生まれ。脳科学者。東京大学理学部・法学部卒業。株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所上級研究員。「クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードとした脳と心の研究を行う。『脳と仮想』(新潮社文庫)ほか著書多数。

茂木健一郎先生

作曲:WASABI

吉田兄弟の兄、吉田良一郎さんが「日本の心 和の響き」と題した学校公演プロジェクトとして、元永拓さん(尺八)、美鵬直三朗さん(太鼓・鳴物)と2008年に活動を始める。2010年に市川慎さん(箏・十七絃)が加入し、津軽三味線、尺八、箏、太鼓による代表的な和楽器が集結した新・純邦楽ユニットが誕生する。2013年秋からは海外公演を行うなど、活動の幅を広げている。

WASABI

WASABIさんからメッセージ!

屋久島おおぞら高等学校 校歌

  • 作詞 おおぞら高等学校生徒
  • 作詞監修 茂木健一郎
  • 作曲 WASABI

青いおおぞら つばさをひろげ 
過ごした日々は 永遠(とわ)に忘れない
誰もひとりじゃないんだよ 
ぼくが君のそばにいないと
ここに出会えた 奇跡を胸に 
心の扉さあ開いて
微笑(ほほえ)んで おおぞらへ

ひとりきりで 強がっていた 
教室という名の 四角い箱で
きみがぼくに 寄り添ったこと 
今もこの胸に覚えている
ぼくらはひとりじゃない 
one for all ,all for one 
勇気を出して踏み出そう
自分らしく おおぞらへ

努力の分だけ 花は咲く 
後悔するより 行動しよう
認める 受け入れる きっと響き合う 
未来のかけ橋は まっすぐつづいてる
夢は遠くて 近い場所にある 
無駄なことなんてないはずだから
ぼくらはひとりじゃない 
one for all ,all for one 
勇気を出して踏み出そう
飛び立つ おおぞらへ