マイコーチ®バトンリレーブログ

大学4年生の10月、今でも覚えています。
テニスコーチと選手を続けるために、大阪の企業に就職が決まっていました。

ある日、肩の調子が悪く最後の大会前だったこともあり焦りながらひとまず大学の教授に診てもらうと、今すぐ病院で診察うけてこい、と。

翌日病院にいき、検査をすると「右肩腱板損傷」。頭の中は真っ白。最後の大会は? 就職は? どうなってしまうの。

この怪我で予定していた就職は断念。
路頭に迷っていた私に大学の教授が、一緒に研究をやろうと大学院に誘ってくれました。

それから私の大学院生活は、曖昧な目的と怪我のため就職断念から始まりました。周りの同期は入学目的がはっきりしているため、私にとっては、それはもうたくさんの感情が溢れ出た2年間だと感じています。目的目標がないと、こんなにも苦しいものなのかと。入学から夏休みまでは、どうにか同期についていくことだけで必死になり、自分自身を見失いました。でも、周りの方に恵まれ、たくさん助けてもらい、なんとか自分と向き合い、大学院を卒業できたと思っています。

私はコーチになり、誰かひとりでも支えられる大人になりたいと思いました。