兵庫県姫路キャンパスキャンパスブログ

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包帯法を実践している様子
子ども・福祉コースは「子どもと関わりたい」「福祉に興味がある」「とにかく誰かの役に立つ仕事をしたい!」そんな思いを持っている人のコースです。そこで今回は、元養護教諭が実際に行っていた応急手当を生徒に伝授した授業を紹介します。

「みなさんは応急手当をしたことがありますか?」そう聞くと「え、ないよ」と言いながら「あ! けがした時に水で洗った」「それなら、バンソウコウ貼ったわ」「肉離れした時に包帯してもらったことある!」と次々に思い出していました。応急手当とは、医療機関や救急車到着後の処置が行われるまでの手当てのことを言います。そのため、みなさんが出した意見は全て応急手当です。

応急手当とは何か。を学んだあとは、具体的な場面での応急手当の方法を学びます。例えば、「グラウンドで転び、膝を擦りむいた場合は、何をする?」「階段を踏み外し、足首を捻挫または骨折をしたかもしれない。どうする?」と一つずつ場面を想定し、意見を出し合い、なにができるのか精一杯考えていきます。

今度は、実際に包帯や三角巾、副木を用いた実践です。コーチの腕や足を借りて、練習をしていきます。包帯法を実践している様子ガーゼを固定する場合や関節など曲がるところの包帯法を5種類やってみました。包帯自体を初めて触るため、「できない!」と言って、手をどうしたらいいのか分からず苦戦していましたが、何回か練習するたびに、巻けるようになってきました。さらに、巻きながら患者役のコーチに「(巻いた包帯の強さは)強くないですか?」と確認しながら、包帯を巻いていたことに驚きました。なぜなら、実際に養護教諭はけがをした生徒に声をかけて確認しながら、手当てをすることが大切になるからです。相手の立場になって考えたり、人を思いやって行動できたりするところは、この子ども・福祉コースで学び、身についているのだと嬉しかったです。

最後に、三角巾の結び方をレクチャーしました。三角巾は、お風呂に入る時や受診時に外すため、一瞬で外せる結び方をしています。一人1枚三角巾の端を持ち、「右端を上からくぐらせ、今度は左端を上から......」と説明を聞きながら、結んでいきます。結び目をうまく外せず逆に固く結んでしまい、「どうやってやるの? もう一回見せて!「一緒にやって!」と言いながら何度も繰り返します。一人が「できた!」と嬉しそうに報告後、次々と嬉しい報告が飛び交います。まるで手品をするかのように、笑顔で見せてくれる姿が印象的でした。「お母さんに見せよう!」と意気込んでいる生徒もおり、楽しみながら知識や技術を習得していると感じました。生徒のリクエストもあり、次回はこの結び方を使って、三角巾で腕や頭などの手当て方法をしていこうと計画中です。

◆以下の日程で中学生対象の学校説明会・体験会を行います。
8月20日(水)14:00~16:00 学校説明会+【特別編】みらいの架け橋レッスン®を体験しよう!(けいおん・韓国語・クッキング)
9月6日(土)14:00~16:00 学校説明会+【体験会】(住環境デザインコースもしくはマンガイラストコース)