兵庫県神戸キャンパスキャンパスブログ

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いよいよ朝晩の冷え込みが強くなってきました。
それでも神戸キャンパスの生徒は「暑い暑い」と言って登校して来てくれます。
夏に苦しめられた北野坂の勾配に今は助けられている状態です。
さて、そんな中、マンガイラストコースではこれまでよりも難易度が高くなった課題に向き合う生徒の様子を紹介したいと思います。課題に向き合うマンガイラストコースの生徒2年次生になると課題の内容もグッとレベルアップします。
人間だけでなく空や海といった風景や雲、水、炎、木といった自然物などにも挑んでもらいます。
この日2年次生は空を描くため、「雲」を描いていました。
皆さんもアニメや漫画を見る際や現実でもふとした時に空を見上げ、「雲」を何気なく見ていると思います。
さて、あなたが今思い浮かべている「雲」はどんな形ですか?
そして、今イメージしているものを絵に描いてみてください。
改めて描こうとするとなかなか難しいと思います。

実は「雲」は綿菓子のように掴めるものではなく、実体のないものなのでその描写はプロの大人でも難しいのです。
現在、2年次生の彼はあらゆる参考書や参考画像を見ながら「雲」の描き方を学んでいます。様々な資料を駆使することで自分の思い描く「雲」を形にしようとしているのです。
自然物は難しくもあり、楽しいモチーフでもあります。
自然物は季節や時間帯、温度、環境によってその形は多種多様です。どのように描くか、明確な「正解」はないのです。それぞれの環境によって変化する形を担当コーチが丁寧に解説して、みんなで状況を想像しながら描きます。するとよりリアリティーのある描写になるのです。

また、自然物は個性が出やすいモチーフでもあります。
プロでも「この人の描く木はこんなタッチ」というふうに特徴が現れることがあります。キャラクターデザインにある程度その人の癖が出るのと同じです。

そういったことを話しながら課題を進めていくうちに、頭を抱えて「もうダメだ!」と叫んでしまうようなこともあります。
新たな課題と向き合うのは一筋縄ではいきません。

そのような悩み、実はコーチも持っています。
神戸キャンパスのマンガイラストコースのコーチは2人いるのですが、2人とも絵を描く人間なので彼らの苦しみが痛いほどわかります。
皆さんも大いに悩んでください。絵は簡単ではありません。しかし、簡単ではないからこそ面白いのです。その難しさと真っ向から向き合うことで、より説得力のある絵が描けるのです。
ここには同じ苦しみを共有できる仲間もいます。
大きな壁が目の前に立ちはだかったのなら、みんなで乗り越えましょう。
ここ神戸キャンパスのマンガイラストコースでは日々ほのぼのとした空気で描きながら、みんな自分の課題と戦っています。
そういった環境で一緒に描いてみたい! という方、お問い合わせお待ちしています。課題に向き合うマンガイラストコースの生徒