兵庫県西宮キャンパスキャンパスブログ

https://www.ktc-school.com/reserve/?kubun=2&event=001&campus=6060/reserve/?kubun=3&event=002&campus=60
生徒4人が集合写真を撮っているところ。

本校の教育の一つである「センバス教育」は、五感を通して自然と対話し、生き抜く力を育むとともに、仲間と協働する中で自己理解を深める自然体感プログラムです。
「人と人、人と自然がたすけあえる社会の実現」を目指し、ヤクシマみらいギフト・マチナカみらいギフト・トモダチみらいギフトの三つの活動を柱としています。
9月27日、西宮キャンパスの生徒はマチナカみらいギフトの活動として、兵庫県明石市で開催されたダッチオーブン講座に参加しました。
6月に予定していた同イベントは雨天中止となっており、今回が待ちに待った初参加。朝から少し緊張した面持ちで集合した生徒も、電車の窓から見える海や街並みに目を輝かせながら、開催場所である明石市少年の家へと向かいました。
現地では他キャンパスの生徒と合同でグループを作り、協力して調理を開始。
厚くて重い鉄製のダッチオーブンを使い、チーズハンバーグやガーリックライス、焼きリンゴを調理し、さらには燻製づくりにも挑戦しました。炭火の熱気、立ち上る香ばしい煙、パチパチと弾ける音。生徒は五感を通して自然のエネルギーを感じながら、夢中で取り組んでいました。
最初は緊張していた生徒も、協力して作業を進めるうちに自然と笑顔が増え、他キャンパスの生徒とも打ち解けていきました。

特に1年生の活躍が光り、入学して半年足らずとは思えないほど頼もしい姿を見せてくれました。挑戦することが苦手だった生徒も、勇気を出して積極的に役割を担い、火おこしや調理をリードする姿も見られました。
限られた時間の中でも、互いを支え合いながら成し遂げる姿には、目に見える成長がありました。帰りの電車では、疲れからうとうとする生徒の姿も。
しかしその表情は、やり切った満足感と新しい仲間とのつながりに満ちていました。
参加した生徒からは「他のキャンパスの生徒と関わることができたこと、普段できないことを体験できたことが本当によかった。一つのことを皆で協力し挑戦することができて、有意義な一日でした」「火おこしが本当に大変だった。移動も大変で疲れたけれど、自然と触れ合えたし、貴重な体験ができた。他のキャンパスと交流できたことで、10月に開催されたおおぞらフェスの時も交流できた」といった感想も寄せられました。
生徒はこの一日を通して「自ら考え、仲間と協働し、自然から学ぶ」センバス教育の本質を体感することができました。