宮城県仙台キャンパスキャンパスブログ

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デフサッカーボランティア活動

みなさん、こんにちは。「おおぞら高校 仙台キャンパス」です。いつもブログを見てくださりありがとうございます。

今年も仙台キャンパスでは、みらいの架け橋レッスン®「手話」を選択して受講する生徒が多く、手話検定取得を目指して学習しています。
「手話」を開講している目的は、手話技術の向上や手話検定取得によって生徒一人ひとりに自信をつけてほしいという思いもありますが、それだけでなく、手話を通してろう者の暮らしに関心をもち、障がいを抱える方々との共生社会を実現するために自分ができることは何かを考えてほしい、という目的があります。
そんな目的に即して、今回、一般社団法人日本ろう者サッカー協会のご協力をいただき、デフフットボール大会東北地区キャンプのボランティア活動をおこないました。デフ【deaf】という言葉は、耳が聞こえないという意味です。聴覚障がい者、聾者 (ろう者)のことを言います。デフフットボール大会は、奥松島運動公園多目的グラウンドにて行われ、デフサッカー選手、地域のキッズサッカークラブ、デフキッズなど、参加者総勢100名を超える大イベントでした。参加者のほとんどが手話でコミュニケーションをとる中、仙台キャンパスの生徒は、受付や案内、資料配布、会場設営など、ろう者と共に運営スタッフとして活躍していました。そして、最後はろう者とサッカーを通じて交流を深めました。
デフサッカーは、通常サッカー大会で聞こえるはずの笛の音や選手同士の掛け声などはありません。笛の代わりにカラーの旗で合図をし、ボールパスをする際は声ではなくアイコンタクトが必須です。つまり、聴覚ではなくすべて視覚で理解できるような方法でサッカーを行う必要があります。参加した生徒は、その環境に初めは戸惑う様子もありましたが、「違い」を肯定的に理解し、障壁を感じることなく、ろう者との交流を楽しんでいました。ボランティア活動に参加している生徒今回ボランティア活動に参加した生徒の感想を紹介します。
「聴者とろう者が一緒に活動する様子はとても楽しそうでした。そこに参加している方々は、相手が聴者かろう者かなんて全く気にしておらず、両者の間にコミュニケーションの壁はありませんでした。サッカーをしながら手話を覚えて、自然にコミュニケーションができていました。今回のようにみんなが笑えて助け合いができる社会をつくりたいと思いました。そのために私ができることは、特別なことは必要なくて、相手を思いやる気持ち、尊敬する気持ち、コミュニケーションを楽しみたいという気持ち、これらを大事にできたらいいと思いました。」
このような感想をもつ生徒がいることこそが、「手話」を開講する意義目的です。今後も、手話を通して共生社会の実現を目指す生徒が増えていくことを願っています。

おおぞら高校は、好きを見つけてみらいにつなげていける、そんな環境が整っています。もし、進路に迷っている方がいましたら、見学に来てみませんか。おおぞら高校にしかできない高校生活を見ることができます。興味のある方、下部の「学校見学・個別相談 予約」またはお電話にてお申し込みください。

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