群馬県高崎キャンパスキャンパスブログ ブログ 2025.11.26 高崎で学んだ協力する力 「どうしよう」が「ありがとう！」に変わるまで。ボランティアで得た、社会で役立つ力

11月に多くのお客さまでにぎわうこのイベントに、今年も高崎キャンパスの生徒がボランティアとして参加しました。
今回、生徒が担当したのは「ごみ分別ステーションでのサポート」でした。来場者が食事を終えた際に出るごみを受け取り、種類ごとに丁寧に仕分けて処理をする役割です。
活動を終えたあと、生徒にインタビューを行いました。
すると、多くの生徒が最初に感じたのは「やり方がわからない不安」だったと話してくれました。
「最初はどの容器がどの分別に入るのかわからなくて、どう動けばいいのか、来場者への声がけはどのように行えばいいのか迷いました」
普段の学校生活では触れない細かい分別ルールや想像以上の来場者数に緊張した様子が伝わってきました。
しかし、活動が始まると、生徒は自然と声をかけ合いながら、一つひとつの作業を確認し合っていきました。
・来場者からごみを受け取る
・その場ですぐに仕分ける
・迷うものは周囲に確認する
・役割分担をしながら効率よく動く

生徒の中には「途中からはこれは燃えるごみ！ これプラ！ と自信を持って仕分けできるようになりました」「お客さまが『ありがとう』と言ってくれて、やっていて良かったと思いました」という声もありました。
短い時間の中でも、生徒同士の協力とコミュニケーションが自然と生まれていたことが伺えます。
今回の活動は「誰かの役に立つ」「自分の動きが場の流れをつくる」という経験ができる貴重な機会となりました。
ごみ分別は目立つ役割ではありません。それでも、生徒はお客さまが気持ちよくイベントを楽しめるよう、最後まで責任を持って作業を続けていました。
その姿勢は、地域の一員として活動する中でしか得られない貴重な学びだったと思います。 おおぞら高校 高崎キャンパスでは、こうした地域活動を通して「社会とつながる学び」「自分の力を発揮する場」を大切にしています。
また今後も、生徒が自信を持って社会に一歩踏み出せる経験を積める取り組みを続けていきます。