大阪府梅田キャンパスキャンパスブログ

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家具を製作する住環境デザインコースの生徒
住環境デザインコースでは、1年間の集大成として家具製作を行います。この家具製作は、キャンパスのコーチに製作してほしいものを聞き、それをもとに図面を作成し、家具を製作するという流れで進んでいきます。実際に注文を受けて納品までの流れを体験します。

今回、梅田キャンパスでは住環境デザインコースで使う道具を収納する棚を製作することになりました。家具製作は、デザイン → 図面作成 → 墨入れ → 切り出し → 組み立てという流れで進んでいき、現在は切り出しを行っているところです。
デザインでは、何を収納するのか、どこに置くのか、などを考えてサイズや形を決めていきます。例えば、今回は鍵付きの収納にする必要があったので扉をつけたり、収納するもののサイズを測って棚の幅や高さを考えたりしました。生徒はメジャーを片手に、教室にある棚を測ってみたり、「これを収納したいから、ここはこのサイズにしよう」など意見を出し合って進めていました。
図面作成では、デザインを基に三面図とパーツ図を作成します。三面図は製作する家具を正面から見た図・真上から見た図・右側面から見た図の三種類の図で表したもののことです。パーツ図は、家具製作に必要なパーツを一つずつ図面にしたものになります。この図面の数字で板を切り出し、組み立てていくのでとても大事な行程になります。生徒がお互いにサイズを確認や図面作成の方法を確認して進めていく姿を見ることができました。
図面が完成したら板に墨入れをし、のこぎりで切り出していきます。小物製作でものこぎりは扱いましたが、そのときの板に比べるとかなり分厚くサイズも大きくなるので切り出すのが大変でした。交代をしながら協力して切り出しました。のこぎりで切り出したあとは、やすりを使ってサイズを調整していきます。
図面を正確に作成することやのこぎりの扱いなどそれぞれが得意なことをいかして、製作に取り組んでいる姿にとても成長を感じています。これまでの模型製作や小物製作は一人で一つの作品でしたが、家具製作では全員で一つの家具を製作するので、学年を越えた交流がさらに広がっていくと思います。
この切り出しの作業が終われば組み立てです。年明けからは組み立てをしていくので、家具の完成が楽しみです。