栃木県宇都宮キャンパスキャンパスブログ

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IMG_6707.jpgおおぞら高校 宇都宮キャンパスです。
「高等学校卒業程度認定試験の合格」ではなく「高等学校卒業資格(以下、高卒資格)の取得」をおおぞら高校ではできるのですか? そのためにはどうしたらいいですか? というご質問を時折いただきます。

おおぞら高校の場合、高卒資格については、おおぞら高校を卒業すればきちんと取得できます。ただし、高卒資格をゴールとは我々は考えていません。おおぞら高校はさらにその先、「なりたい大人になるための学校®」である、という思いを大切にしています。取得を目指せる高卒資格は、なりたい大人へのあくまで通過点のひとつ。そんなイメージを持っていただければと思います。
ただし、卒業するには文部科学省の定める3つの条件を充たす必要があります。
①修得単位が74単位以上 ②在籍期間が3年以上 ③学校行事に決められた回数参加する(=特別活動)

おそらくこの記事をご覧の皆様が中でも最も不安に思うのは①の項目ではないか、と思います。
おおぞら高校で単位を修得するにはいくつか必要なことがありますが、その中のひとつに、レポートと呼ばれる課題の提出があります。全日制の高校でいえば、定期的な小テストにあたります。
自分の学力でついていけるだろうか。何より転入学・編入学したら、それまでおおぞら高校で行われていたことがわからないままいきなりその課題に取り組まなければいけないのではないかというご不安・ご相談の声を実際よくいただきます。

今回は、単位修得のサポートの中でも、特に日々のレポートに安心して生徒が取り組める工夫についてお話しいたします。

宇都宮キャンパスには、「学習の広場」という時間が定期的に設けられています。みらいの架け橋レッスン®の時間で行われており、12:50-14:20の90分です。

この日は授業の中で数学のレポートを提出する日だったこともあってか、1年次生が多く集まっていました。
「授業の時間だけでは解き切れなかった分のレポートの問題を進めています。もう少し頑張ったら全部終わりそう!

別の場所では、ひとりの生徒がスマートフォンを使って動画を見ていました。
「スクーリングで屋久島に行っていた間の授業を視聴しています」
そう。生徒であれば、いつでも授業の録画を見返せるのです
そのため、苦手な科目で一度では理解しきれなかったという場合だけではなく、体調を崩したり、留学などの期間と重なって出席できなかったりした授業の録画を手元で見ながらレポートに挑む生徒も目立ちます。

また、これには別の利点もあります。
転入学・編入学してきたばかりの生徒が、おおぞら高校に入る前の時期に行われていた授業を見ることもできるのです。
特に数学や歴史は、それまでにどんなことを学習したのかわかっていないとなかなか自力では難しい科目。この録画があることで、「まだおおぞらにいなかった頃のことで、教科書だけじゃわからない」という事態を打破することができます。

ただ、どんなに録画を見返しても、どんなに教科書を熟読しても、どうしても歯が立たないことも時にはあります。
そんな時は、この時間常駐しているコーチに話を聞くことができます。
「こんな考え方をしてみたらどうかな?」「1年次生の時にはこんなことが出てきたけど、その時のことを覚えているかな?」と、自分で考えるためのヒントを優しく伝えてくれます。

また、この時間を自分がなりたい大人に近づくために必要な学習を進める場として使う生徒も多くいます。
いつか海外に行きたいんです。英検に挑戦するので、その勉強をしています!」
別の生徒は、マイコーチ®とああでもないこうでもない、あの時にはこんなことがあってKTCみらいノート®にも...... と盛んに話しています。
「おおぞら高校の卒業生だけが選べる進路であるおおぞらカレッジへ進学しようと決めたので、志望理由書を書いています」

黙々と課題を進めていた生徒が、こんな話をしてくれました。
「提出の期日を、約束を守れること。それが、私のなりたい笑顔で過ごしている大人に近づくために、必要なことだと思うんです」
高卒資格は、ゴールではありません。しかし、高卒資格とそれを目指す日々の歩みは、生徒にとって確かになりたい大人へと近づく道筋になるのです。

日々の課題も、なりたい大人への架け橋になる。
おおぞら高校にはなりたい大人への歩みを横で支えるコーチがいます。
高卒資格をステップに...... というのに限らずみらいへ一歩踏み出したいという方、お気軽にお問い合わせください。