子ども・福祉部門

紙芝居を作って、たくさんの人たちを笑顔にしたい!

保育や福祉の道を志す『子ども・福祉コース』の受講生徒が、世界に類を見ない日本独自の伝統文化である紙芝居を自ら作り、演じます。
今年度のテーマは「ささえあい ~ヒト・シゼン・ジブン~」。作品の出来栄えと読み聞かせの内容をふまえてグランプリ・各審査員特別賞が授与されます。

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審査の流れ

  1. 作品提出による予選審査を行います。
    (1月中旬)
  2. 読み聞かせによる決勝大会(オンライン)を実施します。(2月中旬)
  3. 入賞作品を公式SNS・ホームページ等で発表します。

結果発表

チームの仲間と協力し合って、最後まで頑張りました!



グランプリ

神戸キャンパス BAKUDAN★おむらいす  「もりのなかまとオムライスやさん」

「もりのなかまとオムライスやさん」

[あらすじ]

少しうっかりもののオムライス屋さんのおじいさんの困りごとを、森のなかまたちが力を合わせて助けていきます。

[審査員のコメント]

  • 発表・作品の完成度ともに、総合力で抜きん出ておりました。
  • 発表することによって、キャラクターの魅力が増して、作品世界に引き込む力がありました。
  • 誰かを助けたり、お手伝いしたり、繋がることで(必要な材料を)入手しているのは、とてもよく考えられていると思いました。また、その人たちと一緒にオムライスを食べるラストは圧巻でした。
  • 登場キャラクター、お話の展開、はっきりした色使いの絵、演じ方とどれもバランスが良く、紙芝居の面白さをしっかり意識して制作されているなと感じました。きっとチームとしてまとまりが良かったからではないでしょうか。
子ども・福祉部門 グランプリ

[率直な気持ちをどうぞ!]

「めっちゃ嬉しいです!叫びたい気分です。チームみんなで頑張れたのも凄く嬉しいです、トップになれて嬉しいです!!!」「とても嬉しく良い思い出が作れました!少し自信が持てるようになりました。」

Q:おおぞら杯に参加しようと思ったきっかけを教えてください。

岡田さん:高校生活最後だから。後輩と頑張りたい気持ちもあったから。
弁木さん:初めて参加するのですが、先輩が昨年参加した録画を見て私もこんないい作品を作りたいと思ったからです!
濵島さん:自分が今、どれだけ頑張れるか挑戦をしたかったからです。

Q:参加して感じた自身の変化・発見について
教えてください。

岡田さん:後輩と同級生達と力を合わせて頑張ることができ、より深い信頼関係を作ることが出来てよかった。
福岡さん:ものづくり、意見をまとめることの大変さを知りました。抜きの工夫や色塗りを三原色だけで行うこと、セリフや一人称、様々なことにこだわりました。
浜田さん:参加する前は自分にあまり自信がなかったけど、参加した後からは自分に自信がつきました!

Q:チャレンジしようとしているみなさんへ
メッセージをお願いします!

岡田さん:高校生活は1度きりしかないので後悔がないように、自分のやりたいことをたくさん見つけて、なりたい大人をたくさん探索しに行きましょう!応援しています!
大貫さん:最初はどういう話にするか色んな意見が出てまとめることが大変でしたが、大変だった分作品ができた時の達成感が凄かったので頑張ってください。
弁木さん:喧嘩したりするかもしれませんが、終わったあとは「やって良かった!」と思えます!一緒に頑張りましょう!

おおぞら賞

名古屋キャンパス しゃちほっこりー  「ナナちゃんのだいぼうけん」

「ナナちゃんのだいぼうけん」

子ども・福祉部門 おおぞら賞

[あらすじ]

港の海に住むネコのナナちゃんが、名古屋を舞台にいろんな人や動物たちと助け合いながら奮闘します。

[審査員のコメント]

お話の展開が面白く、地域のネタをもとにしたアイデアも良かったのですが、一番印象に残ったのは主人公の猫のナナちゃんと金シャチの金ちゃんのキャラクターです。とてもかわいくて作品に引き込まれました。

[率直な気持ちをどうぞ!]

「みんなと話し合ったり、頑張った分自信もあったので、今回おおぞら賞を貰えたことがすごく嬉しいです」「とても緊張しましたが、やりきることができて良かったです。」

かがやき賞

小倉キャンパス うえはーす  「かつきくんとまほうのにんじん」

「かつきくんとまほうのにんじん」

子ども・福祉部門 かがやき賞

[あらすじ]

かつきくんがにんじんを育てることを通して、にんじん嫌いを克服していきます。

[審査員のコメント]

絵の着色がていねいで、登場人物の表情が豊かなところがよかったです。受け手のことを考えて文章のリズムや言葉を工夫すると、さらによくなると感じました。本番の紙芝居のプレゼンテーションがよかったです。

[率直な気持ちをどうぞ!]

「めっちゃくっちゃとてもまじほんとにうれしい限りです」「選ばれると思わなくてすごく嬉しい!!!!!!!!!」「色々チーム内でぶつかったりしてそれでも頑張って作った作品なので賞をもらえてとても嬉しいです。」

みらい賞

宇都宮キャンパス オリオン  「どうする?はるくん」

「どうする?はるくん」

子ども・福祉部門 みらい賞

[あらすじ]

夏休みに家族で山へバーベキューをしに行った男の子・はるくんが自然の大切さについて学んでいきます。

[審査員のコメント]

紙芝居の中で、聞き手に問いかけ、考えさせるシーンがありましたね。園児に問いかけ、相手を観察することで、潜在的な聞き手の心理を見ることができますし、何より園児が前のめりで聞いてくれます。そんな姿が想像できましたので、今回は選定させていただきました。

[率直な気持ちをどうぞ!]

「みんなで役割分担をしながら今まで頑張ってきたので、素敵な賞をいただけて嬉しいです。」「入賞することができ、達成感と喜びを感じています。」

つながる賞

京都キャンパス あんりな  「3兄弟とひさちゃん」

「3兄弟とひさちゃん」

子ども・福祉部門 つながる賞

[あらすじ]

京都・下鴨神社の境内に広がる糺の森を舞台に、3人の兄弟とエノキのひさちゃんとの交流を描いたストーリー。

[審査員のコメント]

「つながる」という点から、この作品はいろいろなものと繋がっていると思いました。 「神様」「人の力の及ばない何か大きなもの」「自然」「歴史」「命」「未来」など。 私たちは自分でも気づいていない多くのものに支えられて生きているのだと思います。 それを感じることができました。

[率直な気持ちをどうぞ!]

「いい結果が出て嬉しかったです。やったーやったー!!!」「練習時めちゃくちゃ噛んでたんですが、本番ノーミスなうえ感情込めて言えたので賞取れると自信はあったんですが、ほんとに受賞できると思わなくてびっくりしました!」

審査員総評

審査員:絵本作家 中谷靖彦さま

今回、参加チームがさらに増えどのような作品が見られるのか楽しみにしていました。 全体の完成度はぐっと上がってきているように感じましたが、これは各チームが紙芝居のことをちゃんと理解しようとして制作に取り組んでいるからだと思います。
ただ、似たような題材が多く、特にSDGsを意識した内容のものが目立ちました。 もしかしたら紙芝居を理解しようとする中で「紙芝居ってこういうもの」とどこか決めつけてしまっているところがあるのかもしれません。SDGsなど教育的な視点の作品ももちろん大事ですが既存の紙芝居にはない 高校生だからこそ、チームで作る作品だからこそ生まれる紙芝居を期待したいと思います。

審査員:絵本セラピー 太田貴代美さま

皆さん、子どものことを一生懸命考えて作られたと思いますが、「子どもとはこういうもの」という固定概念があるのではないかと思いました。 私も結婚前、子どもの服を作ったことがあるのですが、型紙を引いた時、先生に「子どもはお人形じゃないよ。ぐいぐい腕を動かすから、アームホールはもっと大きくなくちゃ」と言われました。実際に子どもを育て、今は孫を見ていると、動作はもちろん感性も思考も、大人が思っている以上に豊かでユニークです。 皆さんも、今回の紙芝居を、保育士さんやお母さんになった時に改めて見ると、ご自身の成長、視野が広がっていることを実感されるのではないかと思います。
今回の作品はどれも文章が簡潔で、絵との相乗効果でとても分かりやすかったと思います。どんな子も楽しめる紙芝居だったと思います。

審査員:アノニマ・スタジオ 村上妃佐子さま

どのチームの作品も、紙芝居として発表することで完成し、より魅力が伝わってきました。本番を終えて、練習の成果を出し切った清々しい表情が印象的でした。 また、他チームの発表を見て、今までと違う視点で見ることができたのではないでしょうか?「作ること」「伝えること」を通して得た視点は、生活のさまざまな場面で役立つものだと思います。 今回の経験を糧にした新たな挑戦を応援しています。

審査員:アイン保育園 豊田光嗣さま

保育現場では日々想定外の出来事が起こります。ベテランの保育士が計画や予測を立てても、です。そのような環境で必要なのは、相手を想像すること・観察することです。 今大会では非常にレベルの高い作品が出揃い、私の中では正直、事前審査の段階ではそこまで採点に差がつかない状況でした。皆さんが"架空の年長園児"を想定して、練りに練ったからですね。 その相手を思いやり想像する力を、発表にも発揮できるとさらに成長できると感じました。後ろの方の子には見えているかな?この言葉の意味は理解できているかな?表情はどうかな? (今回はオンラインでしたので、中々難しかったですよね...)
これからも皆様の今後のご活躍をお祈りしております。

予選通過チーム

全国のキャンパスから多くのチームが参加してくれました。そんな、たくさんのチームの中から予選を通過した皆さんです。

オリオン
宇都宮キャンパス
くっきーず
柏キャンパス
しゃちほっこりー
名古屋キャンパス
近江牛
滋賀キャンパス
あんりな
京都キャンパス
BAKUDAN★おむらいす
神戸キャンパス
ガイラルディア
福山キャンパス
うえはーす
小倉キャンパス
Rimuru
久留米キャンパス
おぢかわばい
佐賀キャンパス

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