東京都東京秋葉原キャンパスキャンパスブログ ブログ 2025.11.13 付箋から見えてきた「やる気の秘密」 進学コースのKJ法授業レポート
https://www.ktc-school.com/reserve/?kubun=2&event=001&campus=1818/reserve/?kubun=3&event=002&campus=18今回は、進学コースで実施した「KJ法」を使った探究学習の授業をご紹介します。
生徒が真剣に、そして楽しそうに考えを深める姿がとても印象的でした!
◆なぜKJ法を取り入れたのか?
進学コースでは、教科書の内容を覚えるだけでなく「自分で考え、問いを立てる力」を大切にしています。
今回は、生徒が自ら立てた研究テーマ「勉強をがんばっているおおぞらの高校生は、自己決定によってどのようにやる気を高めているか」をもとに、集めたデータを分析。
その際に使ったのが「KJ法」です。
KJ法は、インタビューなどから得た情報を付箋に書き出し、分類・比較しながら本質を見つけ出す手法。「答えを探す」から「問いを生み出す」へ。まさに自分で考える力を鍛えるための授業でした。
◆ 授業の進め方
この活動は、学院祭(おおぞらFES)のポスター展示に向けた探究学習の一環として行われました。
①まずは先行研究を読み、テーマを設定。
②次に、高3・高2の先輩へインタビューを実施。
③「なぜ勉強をがんばれるのか?」「やる気が出ないときはどうしているか?」などを深掘りしました。
④そして、KJ法の実践へ。
- インタビュー結果を付箋に書き出す
- 内容が近いものをグループ化する
- グループごとに共通するキーワードを見出す
机いっぱいに広がる付箋を見ながら「これは環境の話かな?」「いや、将来の自分のイメージに関係あるかも」と議論する姿がとても印象的でした。
◆ 生徒の反応
授業の最中には「なるほど!」「そうつながるのか!」という声が次々と上がり、教室の空気が一気に探究モードに。あるグループは、バラバラだった意見をまとめながら「全部、自分で決めるという意識につながっている」という結論にたどり着きました。その瞬間の生徒の表情は、まさに「探究の醍醐味」を感じているようでした!
◆ 学びを通して育てたい力
今回の授業で何より大切にしたのは「自分の頭で考える姿勢」です。
社会に出たときに直面するのは、答えのない問いばかり。
他者と競うよりも、共に考え、よりよい答えを創る共創の姿勢が求められます。
生徒には、今回のように「なぜこの勉強をするのか?」「自分にとっての学びの意味は何か?」を考える力を育んでほしいと感じています。
進学コースでは、これからも「考えて、まとめて、深める」学びを通して、一人ひとりの未来を切り拓く力を育てていきます。