千葉県千葉キャンパスキャンパスブログ

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在校生からコーチへの思いとは…

皆さん、こんにちは、入学相談室の中村です。
今回は、別の高校から転校してきた1年次生のはるかさんがマイコーチ®(※1)にくれたお手紙をご紹介します。また、はるかさんの転校の経緯やその時の心情などもインタビューしましたので、合わせてご紹介いたします。誰に起こってもおかしくない状況だと思いますので、悩まれている方のご参考になれば幸いです。

〈人生初めての人間関係の壁〉
真面目で頑張り屋さんのはるかさんは、中学時代は3年間皆勤で、お友だちとも良好な関係を築いており、委員長も務めるようなお人柄。植物が好きで優しい性格ですが、とても繊細な面も持ち合わせています。はるかさんは推薦入学で全日制高校へ進学しましたが、タイミング悪く入学直後に新型コロナウイルスに罹患していまい、学校を2週間お休みすることになりました。はるかさんが登校し始めた頃には既にお友だちグループができあがっており、クラスでの居場所がない気がして居心地が悪くなりました。人生で初めて人間関係の壁に心が折れそうになったはるかさんはクラスに入ることが怖くなり、もともとの繊細な部分もあり、心の病気を患い入院することになりました。

入院することになったはるかさんは、ご家族や病院の先生とも相談して通信制高校 サポートキャンパスへの転校を考え始めました。ですが、「通信制高校は不登校の学校」というイメージを持っていた親御さんは、最初は転校に否定的だったと言います。ご自身の中でも、「せっかく推薦で高校へ入学したのに、親の期待を裏切ってしまうことに...」との苦しい思いがあり、とてもとても悩んだそうです。しかし、幸いなことにはるかさんの周りには相談できる人がいて、「全日制が全てじゃないよ」「辛いところで無理するより、辛くないところで自分らしくいられる方が良い」など、背中を押してくれる人の助けもあり、はるかさんは「自分のペースで前へ進む」と転校を決心しました。通信制高校 サポートキャンパスの中でもおおぞらに入学を決めたのは、初めてキャンパスに説明を聞きに来た時に会ったコーチから「初めて会ったのに、初めてじゃないような温かさ」や「待っていたよ! とでも言うような、優しく受け入れてくれる雰囲気」を強く感じたことが理由だと、人懐こい笑顔で教えてくれました。

〈「学校の先生」と「おおぞらのコーチ」、一番の違いとは〉
繊細な一面があるはるかさんは、バスでもクラスでも人が怒っているように思うことがあり、「見えない圧」が怖いと感じるそうです。おおぞらへの登校を始めて5か月ほど経った現在でも、人が多い場所は怖いと思うし、クラスに入るのは苦手だと言います。なのでクラスに長時間居ることは難しく、しんどくなったらクラスを抜けて休んでいます。そんな時、おおぞらのコーチは代わる代わる「ゆっくり休んでね」と声を掛けてくれるそうで、気持ちが楽なんだとか。前籍校でも保健室で休んでいることがあったはるかさんですが、当時の先生からは「次の授業は行けそう?」などと、授業へ戻るよう促される言葉がほとんどだったそうです。はるかさん曰く、一番の違いは、おおぞらのコーチは「絶対、否定しない」「マイナスなことは言わない」「認めて受け入れてくれる」ことだと言います。コーチができたことを認めてくれて、ありのままを受け入れてくれるおかげで、「今の自分で良いのかも!」と、自分で自分を許してあげることができるようになってきたと穏やかな表情で話してくれました。以前より無理をしなくなったと教えてくれたはるかさんは、まさに自分で決めた「自分のペースで前へ進む」ことができているのだと思います。はるかさんの夢は、身体にも心にも優しいお弁当屋さんをすること。その為に大学で栄養士の勉強をしたいそうです。はるかさんの作るお弁当は、きっと心もほっこりさせてくれるに違いないと、私も今から楽しみにしています。

〈マイコーチへの手紙〉
はるかさんはおおぞら高校へは書類上では8月に転校しましたが、2か月間の入院を経て、10月から登校をスタートしています。登校を始めて2か月ほど経った、冬休みに入る前の12月にマイコーチに宛ててお手紙をくれたはるかさん。そのお手紙がこちらです。マイコーチに宛ててくれたお手紙<はるかさんから、転校を検討している人へのメッセージ>
私自身、自分に起こるなんて予想していなかった転校。「以前はできていたことなのに、今は....」「皆はできているのに私は...」「行きたい気持ちはあるのに...」など、一人で全ての気持ちを抱えていたこともありました。でも、今の状況、今の自分と全く同じ人はいないから、「普通」や「周りの人」「昔の自分」と比べて落ち込む必要はないんです。今は前を向けなくても大丈夫! しっかり食べて、誰かに相談してみてほしいです。きっと楽しめる時が来るから大丈夫!

<このブログを読んでくださっている方へ>
はるかさんは人に感謝ができる心優しい人柄で、インタビュー後に私にもお手紙をくれました。そこには「インタビューで自分自身を振り返って、強くなったな」と感じたこと、「転校して良かったのか不安だった気持ちはコーチの温かさ、優しい笑顔や声掛けで少しずつ消えていった」こと、また「インタビューを機に自分の中で気持ちを整理できた」ことについての感謝の気持ちが綴ってありました。これらは紛れもなく、はるかさん自身が辛い経験を受け止めて、自分と真摯に向き合ってきた結果、得られた成長です。転校は決してマイナスな決断ではありません。皆さんにとって実りある結果になるよう、私たちはできる限りのサポートをさせていただきます。悩んでいる方は、一人で悩まずお気軽にご相談ください。

千葉キャンパスでは、学校説明会・体験入学を実施しております。
感染症対策を万全に講じて皆さんをお迎えしておりますので、安心してご来校くださいませ。

※1 マイコーチとは
マイコーチとは、生徒一人ひとりと向き合い、学習面や進路だけでなく、多感な高校生の様々な悩みや相談に乗ってくれるとても身近な存在です。おおぞら高校では、生徒自らが自分のマイコーチを選べます。