岐阜県岐阜キャンパスキャンパスブログ

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こんにちは。岐阜キャンパス 入学相談室です。日々寒さが厳しくなってきました。さらにこの週末は今年一番の寒気が日本列島に流れ込んでくるという予報もあり、各地で雪が舞うかもしれません。体調管理に気をつけていきましょう。
さて今回は、個別相談などで来校された保護者の方からご質問やご相談いただくことも多い「子どものしつけ」についてのお話です。

テーマは「甘やかす」と「甘えさせる」の違いです。

この二つは一見似たような言葉ですが、実はその意味するところは全く違います。
まず「甘やかす」とは、率直に言えば、子どもが「物」や「お金」などをほしいと言ったときに、その要求を無条件に受け入れ、すぐに与えてしまうことを指します。これは「物」や「お金」などに限ったことではなく、「行動」においても言えます。例えば、本当は子どもが自分でできることを保護者の方が良かれと思い先んじてやってしまうようなことも、子どもの視点から見ればやはりこれも「甘やかされている」ことになります。結果「求めればなんでも叶う」と「わがままを言っても何でも許される」という気持ちが醸成され、いつまでたっても自立できないことも......。
これに対して「甘えさせる」は、物やお金ではなく、あくまでも「精神面」での要求に応えてあげることを指します。子どもの「話を聞いてほしい」などという気持ちを受け止めて、その話を聞いてあげたりすることなどです。「甘えさせる」は、物やお金による充足ではなく、精神面、言うなれば「愛情」で子どもの心を満たしてあげることとも言えるでしょう。
もちろんこの二つを明確にわけられない場合もあります。「甘えさせている」と思っていても、それが場合によっては実は「甘やかし」になっているということもあります。
大切なのは「本当に子どものことを思ってその行動に取っているのか」そして「本当に子どもの心が満たされているかどうか」ということです。周りの目や評価を気にしたり、短期的な考えでその行動を取っていないでしょうか? 子どもは本当によく見ています。敏感に感じ取ります。
「甘やかす」のではなく「甘えさせる」ができるように、そして「今」ではなく「将来」の子どもの為に行動すること、このふたつを常に意識していきたいですね。

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