兵庫県姫路キャンパスキャンパスブログ

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子ども・福祉コース 車いす体験の様子

みなさん、こんにちは。
今日は、みらい学科のひとつ「子ども・福祉コース」の様子をお伝えします。
姫路キャンパスの子ども・福祉コースでは、ハーベスト医療福祉専門学校や姫路大学の協力のもと、様々な福祉体験を行っています。

今回お届けするのは、ハーベスト医療福祉専門学校で行った車いす体験。
自走式の車いすに乗り、姫路駅を散策、最後は車いすのままスーパーで買い物をします!

まずは、車いすの説明を講師の方にしていただき、外で押してみることに...
地面がガタついているところと、舗装されているところで進みやすさが全然違います。車いす利用者の目線に立つと、道の状態によっては一人で進めない場所があることに気がつきました。

いよいよ、車いすに乗って運転の体験!
手を使って両車輪を回しながら進むため、結構腕の力を必要とします。
初めてだと次の日は腕に筋肉痛がくるとか...
前に進むだけでも大変ですが、平日の姫路駅は通行人もたくさん。人混みの中、低い視線で進むことに恐怖を感じる生徒もいました。

姫路駅のエレベーターに乗って2階へ ▲姫路駅のエレベーターに乗って2階へ

そのほか、エレベーターが思いのほか狭いことやスーパーで飲み物を買おうと思っても上の棚にあるものには手が届かないなど、色々と不便を感じることがありました。
生徒からは「ちょっと誰かが手伝ってくれないかなと思っても、言いづらいな」との声が。実際に車いす利用者の視点に立つことで、我々が不自由なく利用している場所でも、誰かの手を必要としている人もいることに気づけました。

体験終了後、キャンパスに戻る道中では、生徒同士で「あそこの溝は柵がないから車いすだと怖いな」「駅内は割とフラットな道で進みやすかったね」など、車いす利用者目線で話し合う姿がみえました。

子ども・福祉コースの体験授業には、相手の立場に立って物事を考え、気づく力を養うという目的があります。今回は、車いすで運転する体験を通して普段見えている世界を見つめなおすことができたのではないでしょうか。

※授業は新型コロナウイルス感染症対策の上、実施しています。