兵庫県姫路キャンパスキャンパスブログ

https://www.ktc-school.com/reserve/?kubun=2&event=001&campus=3939/reserve/?kubun=3&event=002&campus=39
回想法ブックより 高齢の利用者さんに聞いてみたいこと

今回は、姫路ハーベスト医療福祉専門学校様で行ったコミュニケーション演習の様子についてお伝えします。
利用者は普段ベッド上で過ごされている高齢者の方を想定しているため、事前に回想法を用いた質問シートを準備して演習に臨みました。
※回想法とは昔の経験や思い出を語り合う一種の心理療法のこと。主に認知症の方へのアプロ―チとして注目されています。

今の70~80歳代の方が学生だった頃の流行を調べ、写真の横に聞いてみたいことをまとめます。回想法ブックを作成する中で、生徒の知らない音楽や昔の遊びなどがたくさん出てきました。今と昔の生活や娯楽の違いについて考えることで、興味が湧いていきました。

さて、いざ演習です! 今回はコミュニケーションの演習のため、人形ではなくコーチが利用者役を演じます。いつも慣れているはずのコーチでも、生徒は対人での演習に緊張MAX!

・ベッドに寝ている人の目線を考えて相手の体勢やベッドの高さを変える
・相手の体調を常に意識して声掛けを行う
など、講師の方にアドバイスをいただきながら、回想法ブックや絵本を使ってコミュニケーションを楽しみました。
一人ずつ演習を終えて、振り返りでは「もっと自信をもって相手と話せるようになりたい」「相手の知っている話をうまく引き出すのが難しかった」との声があがりました。生徒はコミュニケーションに難しさを感じた様子でしたが、利用者役を演じたコーチの目線からは、自分のために絵本や回想法を用意して一生懸命話をしてくれたことが嬉しく、心が温まる気持ちでした。

今回の演習を通して、相手を思いながら準備することの大切さを改めて学ぶことができたように感じます。皆さんも、子ども・福祉コースでの体験を通して対人コミュニケーションを学んでいきませんか? 感染症対策もばっちりの学校説明会・体験授業でお待ちしています。