福岡県久留米キャンパスキャンパスブログ

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卒業生代表で池邉千夏さんが答辞を読んでくれました

こんにちは。
久留米キャンパスでは3月16日卒業式を実施しました。卒業生代表で池邉千夏さんが答辞を読んでくれましたので一部抜粋して紹介させていただきます。


今思い返すと高校3年間はあっという間でした。しかし、この日を迎えるまでに、私たち卒業生は決して順調な道のりではありませんでした。私は、KTCおおぞら高等学院に転校してきたのは、高校3年次生の4月です。前籍校にいた頃の私は、心に余裕がなく、学校へ行きたくても体が思うように動かず、なかなか登校できませんでした。周りに負けたくない、成績は常に一番でいなければならない、毎日の予習復習や課題に追われ、心に余裕もなく、何のために勉強をしているのか分からなくなり始めたある日、自分の中でプツッと音を立てて糸が切れてしまいました。それ以来、何もかもが怖くなり、教科書を見ると涙がとまらない、次第に学校へ行けなくなり、家にこもるようになりました。しかし、そこから自分を変えたくて、そして、もう一度自分らしさを取り戻したいと思い、大きな決意をしました。それが、久留米キャンパスへの転校です。初めは緊張しましたが、キャンパスでは明るく声をかけてくれる友人やコーチとの出会いがあり、私の不安も和らぎ少しずつ居場所も見つけることができました。みらいの架け橋レッスン®では、ミュージックやスポーツ、裁縫やボランティア活動など、今までにない様々なことに取り組むことができました。たくさんの出来事の中で、私の中の一番の思い出は先輩後輩の枠を超えたつながりを持つことができたことです。一人ひとりには色々な背景があり、だからこそみんな違った個性を持ち、生き方や考え方も様々です。その個性や価値観にたくさん触れることができ、私の視野も今まで以上に広がったことを実感しました。その中で、自分を見つめなおす時間も増えて、改めて自分の夢を目指したいと思い始め、もう一度、大学受験を決意しました。受験勉強はとても大変でしたが、先生や友人、そして家族の応援があり、一生懸命に頑張ることができました。そして、みごとに志望大学に合格することができました。この高校三年間を振り返ると、上手く行かないこともたくさんありました。私たち卒業生にとって、この久留米キャンパスで出会いはかけがえのないものであり、そして、自分のペースで様々な壁を乗り越えて、今日卒業を迎えることができました。 出会いとつながりを一緒に作ってくれた1・2年次生の皆さん、久留米キャンパスは色々な人との出会いやつながりを大切にできる学校だと思います。皆さんに出会って、笑顔が増えました。涙もろくなりました。別れというものが辛いとわかりました。しかしまた、皆さんに出会えたことで運命というものを信じるようになりました。だから皆さんには、その一つひとつの出会いに感謝し、互いに助けあってほしいです。ときには、様々な困難にぶつかることもあるでしょう。しかし、皆さんは一人ではありません。そのような時に一人で抱え込まず、時には仲間の力を借りることも大切だと思います。お互いを尊重しあえる、そんな久留米キャンパスを皆さんで作っていってください。


卒業生全員が保護者へお手紙を書き、一人ひとり手渡しをして感謝の気持ちを伝えることができた涙あふれる卒業式となりました。卒業生が今後社会で活躍する日を楽しみにしています!