滋賀県滋賀キャンパスキャンパスブログ

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ペーパータワーを積み上げる生徒

皆さん、こんにちは。
秋が感じられる涼しい季節となりました。今回は、住環境デザインコースで行われた授業の様子をご紹介します。

このコースでは、火曜日に制作を中心としたレギュラー講座、水曜日には建築や環境について学ぶ「先端技術講座」が行われています。今回ご紹介するのは、水曜日に行われた授業「建築と折り紙」をテーマにした内容です。
授業のはじめには、「折る」や「曲げる」といった行為が、建築やデザインの中でどのように使われているのかを考える時間がありました。実際の建物の例を見ながら、生徒はグループで意見を出し合い、身のまわりにある「折る」技術が使われた構造について考察しました。その後、実験として、折り数の少ない紙と多い紙の上に物を置き、紙の強度の違いを確認しました。実際に試してみることで、「折る」ことによって紙がより強くなることを体験を通して学ぶことができました。
授業の後半では、グループに分かれて「ペーパータワーバトル」に挑戦しました。A4用紙を約30枚使用し、紙を折ったり切ったりしながら、どのグループが一番高いタワーを作れるかを競います。ただし、のりやテープなど、紙以外の道具は使えないというルールがあるため、工夫とチームワークが求められるチャレンジです。
私たち滋賀キャンパスのチームでは、先輩生徒を中心に作戦を立て、タワーの柱を三角形にすることや同じ形を繰り返し重ねていくことなど、安定感を意識した設計を考えていきました。途中で一度タワーが崩れてしまう場面もありましたが、原因を話し合いながら改善し、より強く安定した形に作り直していきました。
その結果、滋賀キャンパスは270cmのタワーを完成させることに成功しました! これは全キャンパスの中でもトップレベルの記録で、達成した瞬間は大きな歓声と拍手が沸き起こりました。タワー完成後には、積み上げるときに意識したことや工夫したポイントなどを講師の前で発表しました。「その案いいね」「なるほど、そんな考えもあったんだ」など、メンバー同士で意見を交わしながら、楽しく学び合うことができました。

この授業を通して、生徒は「折る」という身近な動作から構造の強さや建築の工夫を学ぶことができました。そして、仲間と協力しながら取り組むことで、チームワークや試行錯誤する力、発想の豊かさを育むことができたと感じています。
とてもやりがいがあり、楽しく学べた授業でした。興味のある方は、ぜひ住環境デザインコースに参加してみてください。

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