栃木県宇都宮キャンパスキャンパスブログ

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発表に向けて資料を作成している様子

おおぞら高校 宇都宮キャンパスです。

現在宇都宮キャンパスでは、「ソーシャルチェンジ」という探究学習プログラムに生徒が主体となって取り組んでいます。
ソーシャルチェンジとは、株式会社教育と探究社の主催する「QUEST CUP」の中の一部門です。「社会をよりよく変えていくこと」をテーマに掲げ全国の中高生を対象とする日本最大級の探究学習の祭典です。生徒自身が社会の課題を見つけ、解決するためのアイディアを考え発表します。おおぞら高校では全国のキャンパスから出場チームを募っていて、前回の大会では特別賞に輝いたキャンパスもありました!

この授業では、あらかじめ用意された正解を学ぶのではなく、生徒一人ひとりの「気になる」「変えたい」という思いを出発点に学びを進めています。
そのため授業中は、生徒同士の対話が中心です。
「それはなぜ?」「私たちにできる行動は何だろう?」と問いを投げかけ合いながら、考えを整理し、次の行動につなげていきます。教員は前に立って教えるのではなく、生徒の意見を引き出し、学びを支える役割を担っています。授業のはじめには、身近な出来事やニュース、気になることに、「なぜこの問題が起きているのだろう」「自分たちの生活とどうつながっているのだろう」と問いを立てます。話し合いを重ねる中で、同じテーマでも感じ方や視点が異なることに気づき、考えを深めていきます。

グループごとにテーマが決まると、生徒たちは早速調査を進めます。インターネットや書籍を使った情報収集だけでなく、「知ってもらうことも必要だ」という考えから、イベントの企画に取り組むグループもあります。最終的に行う全国のキャンパスを繋いだ発表に向けて誰に、どんな内容を、どのように伝えるのかを話し合いながら、内容や役割分担を自分たちで決めています。

さらに、課題の背景をより深く知るため、実際にその問題に関わっている当事者の方や元当事者の方へのインタビューも行っています。
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質問を考える段階から、「失礼にならないか」「本当に聞きたいことは何か」と丁寧に話し合い、準備を進めてきました。直接話を聞くことで、数字を追いかけることや文章を繙くことだけではわからなかった思いや現実に触れ、生徒の考えが大きく変わる場面も見られます。

この活動を通して、生徒たちは社会課題の解決を「特別な人が行うもの」ではなく、「自分たちの行動から始まるもの」として捉えるようになってきました。今後もキャンパスでは、生徒主体の学びを大切にしながら、社会とつながる活動を続けていきます。

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