栃木県宇都宮キャンパスキャンパスブログ

https://www.ktc-school.com/reserve/?kubun=2&event=001&campus=1212/reserve/?kubun=3&event=002&campus=12
おおぞら高校 宇都宮キャンパスです。
3月になると、キャンパスの空気がすこし変わります。廊下を歩く生徒たちの表情に、どこかそわそわとした、でもあたたかい何かが宿るのです。それはきっと3月が、別れと旅立ちの季節であるからでしょう。
先日は卒業式そのものの様子についてお伝えしましたが、今回お届けしたいのは、なかでもひとりの生徒が転入学し、思い悩みながらも、卒業していくまでの成長の記録です。
はじめに言っておくと、彼は独りでそれを乗り越えたのではありません。悩み、迷う、彼のそばには常に、マイコーチの姿がありました。

入学したあの日は、下を向いていた

その男子生徒は、Aさんといいます。
Aさんは、転入学初日、ほとんど誰とも目を合わせずにキャンパスへやってきました。
中学時代・高校時代と、だんだんと学校がつらくなり、人との関わり方がわからなくなっていたというAさん。
「友達は欲しかったけど、どうせ自分にはできないだろうなと思っていた」と後に話してくれました。進路を決めなければいけないということもプレッシャーになっていて、自分がよくわからなくなってしまったのだと。

思い返せば、最初のうちは、マイコーチとの時間も、どこかぎこちなかったかもしれません。
まだ出会って日の浅い大人に、何を話せばいいかわからないのか。
誰かに評価されることが、怖いからか。
「否定されるかもしれない」という、見えない壁がそうさせるのか。
或いは、その全てがAさんの中にあったのかもしれません。

しかし、彼のマイコーチは決して急かしはしませんでした。

「今日はどんな気分?」「これ、やってみたいって思う?」
そんな他愛ないやりとりを、毎週重ねていきました。答えが出なくてもいい。沈黙があってもいい。ただ、その場にいっしょにいる。そういった時間が、少しずつAさんの心をほぐしていってくれたのかもしれません。

いつの間にか、同じように不安を抱えた仲間ともつながり、Aさんには自然と居場所ができていました。自分から作ろうとしたわけではなく、気づいたらそこにあった、という表現が正しいでしょう。
「気がついたら、話すことが増えていたんです」
「コーチに報告したくて、学校に来るのが楽しみになっていました」
「友達と話したくなって、学校に通えるようになっていました」
と、Aさんは笑いながら語りました。

「やってみたい」が、怖かった。

それからしばらくして、仲間からAさんはおおぞら高校の一大イベントに誘われました。おおぞら杯という、学内大会へ出場しようというものです。
「正直、すごく迷っているんです。失敗したらどうしようって。でも、せっかくバンド組んだし......」
悩めるAさんの背中をそっと押したのは、他の誰でもなく彼のマイコーチでした。
挑戦を1番に応援してくれる存在が、そばにいる。その安心感が、最後は決め手になりました。
「コーチ。僕、やってみることにします」

3年次生の秋、学院祭でのライブ。体調を崩しながらも、みんなで楽しみたい気持ちと、本番が怖い気持ちの間で直前まで揺れていたAさん。それでも最後はマイコーチと共に、やりとげることができました。
欠点が1つもない大成功の演奏とはいかなかったかもしれません。
それでもAさんは学院祭が終わった後、「楽しかった」と口にしたのです。
結果のことより先にその言葉が出てきたことが、なにより嬉しかったとコーチは話していました。
そしてこのメンバーは、彼にとって卒業のその時まで(そしてきっと、その先もそうでしょう)かけがえのない存在となりました。
ブログ挿入用.png(右端がAさん。中央に居るのが、彼のマイコーチです。)

「先生」じゃない。私だけの「マイコーチ」

式が終わった後、Aさんの手には、小さな封筒が握られていました。
「これ、書いてきたんです」
封筒を開けると、中には便せんが1枚。
「一緒にバンドやってくれてありがとうございました」
「本当に話していて面白かったです」
「コーチが面接を見てくれたから、志望校に合格できたんだと思います」
あなたが僕のマイコーチでよかったです。お世話になりました」
......密かに準備してくれていたというサプライズの手紙にびっしり綴られていたのは、「上の立場から皆に何かを教える先生」に向けたものではなく、「私だけのマイコーチ」に向けた、ありがとうの言葉でした。
コーチの目からは自然と涙があふれていました。

卒業は、終わりじゃない

「自分はこれが好きなのかもしれない」「やってみるまで知らなかったけれど、これが得意なんだ」「こんな大人になりたい」──おおぞらでの生活はAさんにとって、自分の輪郭を少しずつ見つけていく時間。そしてマイコーチは、その道のりをずっと隣で歩き続けた伴走者でした。
卒業は、これから続く人生というスケールで見れば、ひとつの区切りにすぎません。3年間かけて育てた「なりたい大人」像を目標に、ここからが本当のスタートです。A君はじめ卒業生の前には、長い道が続いています。
前へ進んでいく背中を、マイコーチはこれからもちゃんと見ています。
声には出さなくても、「大丈夫、行っておいで」と、ずっと思い続けながら。

あなたのマイコーチに会いに来ませんか

おおぞら高校には、成績や結果だけを見るのではなく、あなたという人間をまるごと見てくれるマイコーチがいます。
「正解を教える先生」ではなく、「あなたの答えを一緒に探す伴走者」として、どんなに小さな1歩もちゃんと応援しています。その1歩を歩むまでの迷いも含めて、全てを。
個別相談やオープンキャンパスでは、実際のキャンパスの雰囲気を体感したり、コーチたちと直接話したりすることができます。「話を聞くだけでもいいんだ」という気持ちで、ぜひ1度、お問い合わせのうえで足を運んでみてください。
そして、あなたのマイコーチを見つけてください。

資料請求・学校見学・個別相談に関するお問い合わせはこちら!
tel:028-632-5001
mail:utsunomiya-office@ktc-school.com