神奈川県横浜キャンパスキャンパスブログ

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皆さん、こんにちは。KTCおおぞら高等学院 横浜キャンパスです。
新年度に入りましたが、休校が続いています。皆さんは体調を崩さず元気にしていますか?
私たち職員一同は、元気です。生徒や保護者の皆さんも、不要不急の外出はなるべく避けて、人ごみをなるべく避けて過ごしてほしいと思います。
授業が再開したら、元気な顔を見せてくださいね。楽しみにしています。
授業再開や今後の予定については、日々の状況によって変わります。キャンパスからのお知らせを都度確認してください。

本日は卒業式で読まれるはずであった答辞をご紹介します。
2019年度の卒業式は、中止になってしまいました。前回は姉崎君の答辞をご紹介させていただきました。
答辞を読むはずであったNさん。歌が大好きで、みらいの架け橋レッスン®ではいきいきと歌う姿が印象的でした。
笑顔が素敵で、人に優しくどんな時も一生懸命な彼女ですが、そうなるまでには様々な思いをしたのだと思います。
彼女には「乗り越えた強さ」があります。「大丈夫ですよ!!」とにこやかに微笑む彼女は、見ていてこちらも元気なります。
これからも、自分らしさを大切に前を向いて笑顔で進んでほしいと思います。

「 答 辞 」
私は卒業しました。両親や友だち、そしてコーチ方からのおめでとうという言葉に、若干照れくさくなりながら、ありがとうと言うことができました。
私は中学の時、不登校になりました。
学校に通うことなく中学校を卒業し、どこか後ろめたさを感じながら、自分がこれからどうなるのかに目をそむけ続ける日々でした。通える場所を両親が探してくれ、この学校で初めて面談する時、私は緊張しながら、でもどこか諦めていたと思います。
両親についていくだけの気持ちで臨んだ面談の相手は、他の場所と違い、私に目線を合わせてくれました。今まで出会った誰よりも優しくて、私のことを真剣に考えてくれていると感じたことが、この学校に入学する決め手になりました。

入学した頃の私は、周りの人とどう関わったらいいのかと自問自答の日々でした。今思えば、考えすぎていたのだと思います。周りの大人やコーチたちにはどこか不信感を持っていて、消極的な自分と周りの人たちとを比べ、心に壁を作っていました。そんな日々に疲れて、学校に通わない時期もありました。
しばらく学校を休んだ後、単位認定の為にと自分を奮い立たせてまた通い出した私は、いい意味でどこか吹っ切れていたのだと思います。いつかマイコーチ®が授業で言っていた、考えるよりも感じろってことでしょうか。きっとそうですね。最初は全く捗らなかった勉強も、出会ったコーチたちに助けられながら進めていくことができました。次第に友だちもでき、学校に通うことが楽しくなってきました。そんな中での屋久島へのスクーリングでは、友だちになった子に、今まで言わないようにしていた自分自身のコアなところを話し、受け入れあうことができました。穏やかな気持ちになれたその経験は、校歌の歌詞にもあるとおり、ぼくらはひとりじゃないってことなのだろうと、修了式の時、しみじみ感じました。単位の為だと意地を張って通っていた学校ですが、次第に私の居場所と感じるようになりました。
学校に行けば、コーチに会える、友だちに会える。そう思うと、毎日通えている自分がいました。

学校で色々な人と関わることで、新たな発見があり、自分を見つめ直すことができました。関わってくれる一人ひとりの憧れる部分を、これから、私も周りに対してできるようになりたいです。

入学した頃と変わってもう大人になる私だけど、まだまだ成長段階です。なので、仲間やコーチたちのことを思い浮かべては、また励まされたいと思います。
皆さん、本当にありがとうございました。

令和2年3月 KTCおおぞら高等学院 横浜キャンパス 卒業生代表 N.S.