東京都東京秋葉原キャンパスキャンパスブログ ブログ 2025.08.08 もののけ姫の舞台「屋久島」スクーリング ~憧れの景色が、わが子の学びの舞台に~
https://www.ktc-school.com/reserve/?kubun=2&event=001&campus=1818/reserve/?kubun=3&event=002&campus=18
こんにちは、秋葉原キャンパスです。
今日は、みなさんが気になっている「屋久島スクーリング」についてご紹介します。
屋久島はどんなところ? どんな学びがあるの?という疑問にお答えしながら、屋久島ならではの魅力やスクーリングの内容をわかりやすくお伝えしていきます。
1997年に公開されたスタジオジブリの名作「もののけ姫」。
自然と人間の共生をテーマにしたこの作品は、今もなお多くの人の心をつかんで離しません。 そしてその幻想的な世界
―苔むす森、ゆれる霧、静かに響く足音―
実は、すべて実在の風景をもとに描かれていることをご存知でしょうか?
その舞台こそが、鹿児島県・屋久島なのです。
「もののけ姫」の世界観のイメージソースとなったのが、屋久島にある「白谷雲水峡(しらたにうんすいきょう)」。
ファンの間ではこだまの森とも呼ばれるその場所には、樹齢数千年の屋久杉が生い茂り、霧と苔に包まれた幻想的な風景が広がっています。
木漏れ日、湿った苔の香り、静かに流れる水音。
まるで映画の中に足を踏み入れたような感覚に包まれるこの森は、まさに「本物のもののけ姫の世界」。
その場所で、実際に学ぶ。
そんな体験が、ここ「おおぞら高校」では実現するのです。
屋久島は1993年、日本で初めて「世界自然遺産」に登録された場所。
本州最南端に位置しながら、標高1,900m級の山々がそびえる島内では、北海道のような気候にも出会えます。つまり屋久島は、日本列島すべての自然が詰まった場所とも言われているのです。
なかでも有名なのが、樹齢7,200年ともいわれる「縄文杉」。
圧倒的な存在感を放つこの屋久杉の前に立つとき、生徒は何を感じるのでしょう。
「自然は、ただの風景じゃない」
「命、時間は、すごいものなんだ」
そんな気づきが、彼らの中にそっと芽生える瞬間があります。
「屋久島スクーリング」とは
おおぞら高校では、全国49キャンパスの生徒が屋久島に集まり、4泊5日の宿泊型学習に参加します。それが「屋久島スクーリング」です。通信制高校というと「一人で勉強する」イメージがあるかもしれません。
けれど私たちのスクーリングでは「人と出会い、自然にふれて、学び合うこと」を何より大切にしています。
スクーリングの内容(例)
国語・数学・英語などの基礎学習
白谷雲水峡または屋久杉ランドでのトレッキング
星空観察やビーチ清掃などの自然体験
仲間と行うプレゼンテーション
グループでのホームルームや共同生活
レポートや教科書の学びだけでは得られない「五感」と「心」で感じる時間がここにあります。それは、人生そのものを考える冒険の時間でもあるのです。
●なぜ学びの舞台を屋久島に?
おおぞら高校の創立時「どんな景色を生徒に見せたいか」から議論が始まりました。富士山のふもと、長野の高原。いくつか候補があるなかで、最終的に選ばれたのが屋久島でした。
「1ヶ月に35日雨が降る」と言われるほど、水と森に満ちたこの島。
木々のしずく、風の匂い、鳥の声。
それは多くの、大人が「わが子に見せたい、心の風景」でした。
新校舎の設計を隈研吾さんが手がけてくださるのを予定しています。
実際にスクーリングに参加した生徒からは、こんな声が届いています。
「写真で見るより何百倍もすごかった」
「自然が好きと初めて思った」
「自分は何が好きなんだろうと、ちゃんと考える時間になった」
教科の学びだけでなく「自分を見つめる時間」にもなっているのです。
よくあるご質問
Q. 運動が苦手でも大丈夫?
→ はい。トレッキングは無理のない範囲で行えます。複数のコースがあり、スタッフがしっかりサポートします。
Q. 人見知りでも参加できる?
→ ご安心ください。少人数グループでの活動が中心です。「友だちができた」「自信がついた」という声も多く届いています。
Q. スクーリングは必須?
→ はい。通信制高校では卒業するために面接指導(スクーリング)の参加が必要です。
「この景色、忘れたくない」
「自然は、すごいんだね」
屋久島を訪れた生徒が、ぽつりとこぼしたそんな言葉に、私たちは何度も心を動かされてきました。
もし、あなたが「もののけ姫」の森に心を揺さぶられたことがあるのなら、ぜひ、屋久島での学びという贈り物を。
おおぞら高校の「屋久島スクーリング」は、ただの学校行事ではありません。
生徒が、自分自身となりたい大人に出会う場所。
その第一歩を屋久島からはじめてみませんか?