神奈川県厚木キャンパスキャンパスブログ

https://www.ktc-school.com/reserve/?kubun=2&event=001&campus=2424/reserve/?kubun=3&event=002&campus=24

IMG-0207.jpg

みなさん、こんにちは!
ドリームクラフト担当の鈴木です。

ドリームクラフトとは、KTCキャリア教育プログラムの授業です。
地域社会に関して関心を持たせ、地域や社会へと目を向けるきっかけをつくることも狙いの一つとなっています。

また、授業内でゲスト講演を開催することもあります。
今回はそのゲスト講演に来ていただいたゲストの方々をご紹介させていただきます。

トランスジェンダー(性同一性障害)として生まれたわたし~LGBTQって何~
今回はトランスジェンダー(性同一性障害)がテーマで、性同一性障害とは何か、
なぜ性同一性障害になるのか、治るのか、手術費用、恋愛について、LGBTQとは、など、
多くのことを教えていただきました。

今回来てくださったお2人はとても明るく、一見悩みもなさそうに見えますが...
実はこの2人、性別は逆なんです。
髪の毛の長い方が、男性:「池田祐真さん」、短い方が女性:「黒野順さん」なんです!!※現在は戸籍を変えているため男性です。
まず、見た目と性別が違うことに生徒も驚いていましたが、明るく見える2人の人生は、笑顔になれない出来事や悩みがありました。

今回講演を聞いた生徒の振り返りアンケートで特に心に響き、考えさせらる言葉が書かれていました。
ご紹介させていただきます。

【ウィークデイコース 2年】
「言葉にするのが苦手で、ちょっとした言葉で傷つけてしまうのが怖いです。
 様々な思いがある中で傷付くことがあるかもしれない中で伝えてくれてありがとうございました。
 他国と比べると日本は対応が曖昧だなと思いました。治すというより戻すという表現の方が正しいのかなと思いました。
 失礼かもしれませんが、間違った生まれ方をしているのではなくて、
 その生まれ方が異なっていると捉えようとしている社会が間違っていると思います。
 過去を経験として人に伝えられるのはとても勇気のいるし、感動しました。
 紙一枚じゃ書ききれないほどの思いもあるし、学んだものは大きかったです。
 周りと自分が違うことは怖い、でも隠すしかない環境はとても苦しかっただろうなと思いました。
 人として感動しました。自分たちじゃ社会は変えれないけれど、絶対に近くに悩んでいる人はいるので、
 その人達を少しでも楽になれる環境を作れるようになりたいと思いました。

生徒にはいつも驚かされますし、思っていてもなかなか言えないことをしっかりと伝えようとしてくれた生徒に感謝です。
心から尊敬します。また、このように思ってくれる子供たちが増えることで、きっと社会は変わると思います。
その他にも「周りにいたら向き合いたい」という声も多く、涙涙となっていました。。。。

今回の公演は、トランスジェンダー(性同一性障害)の今までの常識を覆してくれたと思います。
また、ゲストのお2人は、私の中学時代の同級生です。
友人に2人いることでより身近に感じると思います。
もしかしたら、周りで言えずに悩んでいる人がいるかもしれません。
その方が、話せる環境を作ることが私たちに出来ることだと思います。

池田さん、黒野さん、お忙しい中来ていただき、ありがとうございました。
お2人のお気持ちを受け継ぎ、今後も生徒に伝えていきたいと思います。
本当にありがとうございました!!!

そして、真剣に話を聞いてくれた生徒たち、本当にありがとう。
アンケートを見てゲストの方々が感動して泣いていたことはここだけの話にしておきましょう。。。