千葉県千葉キャンパスキャンパスブログ

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みっちーの絵

突然ですが、中学生、高校生のみなさんは10年後の自分を想像できますか?
大人になった皆さんは、10代の自分を思い出せますか?

うまくいかないことだらけで、自分を追い込んでみたり...
できないことを、親や友だち、自分の周りのせいにして一人でこもってみたり...
何かにイライラして、素直な本当の自分を見失ってしまってみたり...
なんとかうまくやっているけど、何かにいつも不安で、普通なふりをすることに疲れてしまったり...

中学生、高校生は色んなものと戦っています。
そして、自分じゃない、何か別の自分になっている人が多いのです。

先日、今年の3月に卒業した生徒がキャンパスに遊びに来てくれました。
数か月しかたっていないのですが、彼を見て「あれ??」と思いました。
とってもすっきりした顔で、まっすぐな目をして、気持ちの良い青年が現れたのですが...
彼は高校生の頃、いつも何かを溜め込んで、自分で整理ができずに落ち着かず、常にさまよっていました。
混沌とした自分の考えを、得意な絵で表現することしかできず、よく複雑な絵を無心に描いていました。

そんな彼も、卒業して次の進路でがんばっているようで、今毎日していること、これからのことをしっかりと自信をもって話してくれました。
「今の自分は、前の自分とは違うことは自分でわかる。」
「今の自分が本当の自分な気がする。」
...と、確信をもって話してくれました。

なぜ、彼が変わったのか、自分の努力なのか、諦めなかった家族や周りの力なのか、そのすべてでしょう。
あとは、"時間"というものも大きいかもしれません。
思春期特有のホルモンバランスの崩れだったり、成長過程での発達途中の自我だったり...
それを乗り越えると、著しく人は成長し変わります。

彼は言いました。
「また落ち込むことはあるかもしれないけど、次は大丈夫な気がする...」

大人になっても、もちろん人はいつも不安定です。
でも、その不安定さを受け入れる余裕を持つことができます。
それは、必死に自分と戦ってきたからこそ得られるものかもしれません。

たくさん悩んでも大丈夫。
たくさん悩んで、落ち込んで、それでもあきらめない何かを見つけて、やり続けていきましょう。

「人は変わることができる」
また、生徒からその力を教えてもらいました。