岐阜県岐阜キャンパスキャンパスブログ

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こんにちは、岐阜キャンパスです。
今回は保護者の皆さまに向けて「怒る」と「叱る」、このふたつについてのお話です。

○「怒る」......感情的な行為
→ 相手(子ども)が、自分が言った通りや思った通りに動いてくれないときに、自分の感情をストレートにぶつけてしまうこと=自分のためにする行為。

○「叱る」......論理的な行為
→ 相手(子ども)をより良い方向に導くため注意や助言をすること=相手(子ども)のためにする行為。

似ているようで全く違いますよね。「怒る」という行為からは何も生まれてきません。むしろダメージばかりが残ります。一方で「叱る」という行為からは相手(子ども)の成長につながるものが生まれてきます。それでは、より良い「叱り方」とはなんでしょうか?

「その場で叱る」
→ 時間が経って、もう覚えてもいないことを叱られても、「なぜいけないのか」を相手(子ども)が理解するのは困難です。その場で叱るからこそ、叱られた理由をより強く理解させることができます。

「短い語句で叱る」
→ 要点のみを短い語句でシンプルに話すことが重要。長々と話しても相手(子ども)には響きません。

「目を見て叱る」
→ 叱るときは相手(子ども)の目線に立ち、目をよく見て話すこと。「あなたのために言っているのよ」という気持ちをより強く伝えることができます。

「行動のみを叱る」
→ 目の前の行動のみを叱ることが大切です。「だからあなたは駄目なのよ」などと、相手(子ども)の人格を否定する叱り方をしてはいけません。
相手(子ども)の自己肯定感を傷つけず、より良い方向に導いていけるよう、そして「怒る」のではなく適切に「叱る」こと、ここを普段から意識していきたいですね。