岐阜県岐阜キャンパスキャンパスブログ

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こんにちは。KTCおおぞら岐阜キャンパス 入学相談室の田邊です。
9月も半ばを過ぎ、日中でも羽織るものが必要な肌寒さを感じる日もあるなど、季節は確実に秋へと向かっているようです。
さて今回は、個別相談などでも保護者の方からご相談やご質問をいただくことが多い、子育てに関わるテーマについて少しお話したいと思います。それは「支援」と「干渉」の違いについてです。

「支援」という言葉の意味を国語辞典で調べてみると、以下のように書かれています。
⇒しえん【支援】「援助」のやや改まった表現(※参照1)

とありましたので、さらに「援助」の意味を調べてみると...。
⇒えんじょ【援助】[じり貧状態にあったり挫折しかかっていたりする当事者に対して]プラスの方向に向かうように力を貸すこと(※参照2)

一方、「干渉」の意味を調べてみると...。
⇒かんしょう【干渉】当事者でないものが、ああしろこうしろと意見を述べたり指示したりして、自分の考えに従わせようとすること(※参照3)

似ているようで全く違う行動であることがわかります。
親としては「子どものためを思い助けを出している」と思っていても、表現はあまり良くないかもしれませんが、子どもにとっては「うざい」「うるさい」「一人でやらせてほしい」などと反発を招き、かえって逆効果となってしまう行動を取っているのかもしれません。また、良かれと思い何でもすぐに助けを出してしまうことも、子どもの「自己解決能力」の成長を妨げ、ひいては何事においてもすべて親や他人に頼ってしまうということにも繋がりかねません。
大切なのは決して自らの意見や考えを押し付けないこと。また、困っていても慌ててすぐに手を出さず、まず子どもに考える時間を与えること。そのうえで解決が困難なとき、あるいは子どもから「助けてほしい」と明確な「依頼」があったときにサポートをする、こうしたことを普段から心がけていきたいですね。
【参照した辞書】『新明解国語辞典(第六版)』(2005)三省堂
※参照1 『新明解国語辞典(第六版)』(2005)三省堂 604ページ
※参照2 『新明解国語辞典(第六版)』(2005)三省堂 157ページ
※参照3 『新明解国語辞典(第六版)』(2005)三省堂 311ページ

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