埼玉県春日部キャンパスキャンパスブログ

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みなさんこんにちは。麺類大好き春日部キャンパスです!

ここ最近、ちょっと大人しくしていましたが、やっぱり麺が大好きだぞ!ということで、今年の夏の終わりは冷やし中華で締めました。あれ?うどんの話は?と思った方、ご安心ください。もちろんこれも授業の一環ですから、今回も身近な学びが盛りだくさんです。

そもそも、みなさんは【うどん】とか、【中華めん】の定義ってご存じですか?例えば、【うどん】と【ひやむぎ】と【そうめん】の違いや、一口に【中華めん】と言っても、縮れ麺や刀削麺など種類も多く、人気の"○郎系"ラーメン店の麺は、中華めんと言っていいのかどうか?など、結構わかりにくい事も多いですよね?実はこれ、"乾麺"か"生麺"かによっても定義が違ってくるんです。例えば"乾麺"の場合、昔は製造法によって呼び名を変えていたようですが、現在ではJAS規格で、太さによって【うどん>ひやむぎ>そうめん】と決められています。ところが、"生麺"の場合、公正競争規約によって、
「うどん」とは・・・ひらめん、ひやむぎ、そうめん、その他、小麦粉に水を加えて練り合わせた後製めんしたもの又は製めんした後加工したものをいう。
なんとすべて同じ扱いなんです!
「中華めん」とは・・・小麦粉にかんすい(唐あくを含む。)を加えて練り合わせた後製めんしたもの又は製めんした後加工したものをいう。
ということで、強アルカリ性の"かんすい"を使用して作られた麺を、日本では【中華めん】と呼びます。"かんすい"のアルカリ成分により、小麦粉のグルテンが反応し、独特の食感と香りが生まれるんだそうです。もちろん中国には"かんすい"を使わないで作る麺もたくさんあるので、あくまでも日本での呼び名、ということですね。
そこで、今回の理科実験は、グルテン豊富な【スパゲッティ】に『重曹』と『塩』を加えて強アルカリ性にしたお湯でゆでたらどうなるの?というテーマです。もちろん、せっかく麺を茹でるんですから、麺類大好き春日部キャンパスとしては、タレやトッピングもみんなで一から手作りし、今年一番の美味しい冷やし中華を目指します!

スパゲッティで冷やし中華出来上がった料理を食べてみると・・・、生徒「美味しい!!!」うん。それは良かった。でも、そこじゃない!!
生徒「いや~・・・ストレート麺だからちょっとあれだけど、確かに中華麺の味がする。」

実験は大成功だったようです。今回の実験は、百均やスーパーで手軽に手に入るものしか使わず、手間もかからないので、ぜひ皆さんも挑戦してみてくださいね!