兵庫県神戸キャンパスキャンパスブログ

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こんにちは、中村です。
さて、みなさんには、「この時間、無駄だったな~」と思うことはありますか?
そう思うことがあったとしても、ちょっと心を傾けてみると、もしかしたらあなたの実になることがあるかもしれませんよ。

私は、高校時代は英語が苦手だったので(今も得意ではないですが)、授業が終わると、
「絶対に日本から出ないから将来使わないのに、何でこんなのやらなきゃいけないの!」
と、よく英語に対してプリプリしていました。
まさかその10年後シンガポールで暮らすとは、思ってもいませんでした。

そのきっかけは23歳の時、香港に住んでいる姉が、遊びにおいで、と招待してくれたことでした。 昔から海外志向の強かった姉は英語が上手で、それとは真逆の私は世界遺産や外国の文化には興味はあるものの、英語怖い...海外怖い...と、怖がっていました。
「姉がいるから、話せなくてもいいや~」
と軽い気持ちで香港に遊びにいきました。驚きの連続でした。

狭い土地に密集して並ぶ、ガラス張りの高層ビル群。40階くらいある公共の団地。 道路の上に所狭しとギラギラ光る看板。屋台に吊るされるテカテカの丸焼きの鳥。ニヤリとする日本のパロディ商品。 マクドナルドの朝食メニューのマカロニの量の多さ。そして、レディーファーストを自然におこなっている小学生くらいの男の子。

どれも、私が見たことのない光景でした。 なんて私はもったいないことをしていたんだろう、と、新しい光景を見るたびに思いました。
英語が通じず困ることもありましたが、みんな、ちゃんと理解しようと聞いてくれました。怖い人はいませんでした。同じ人間なんだもんなぁ...と改めて思いました。
そして、高校時代、英語はいらない!なんて決めつけないで、もうちょっと頑張っておけばよかった。とも思いました。

長い人生、いつ何が必要になるかなんて、わかりません。
「ちょっとだけ、この勉強頑張ってみようかな」
「ちょっとだけ、今日は早起きして散歩してみようかな」
それは、今は小さな一歩かもしれませんが、もしかしたら10年後、大きな意味を持った一歩になっているかもしれませんよ。
一緒に頑張ろう。