兵庫県神戸キャンパスキャンパスブログ

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12月に入り、冬も本格化してきました。
2022年も残すところあとわずかとなってきました。
今年のマンガイラストコースの紹介も今回がラストとなります。
最後はコーチも驚いた作品の話をさせていただきたいと思います。

前回紹介したパースの課題。今回も引き続き、都会の風景にペン入れをしていました。
今回の課題はみんな失敗も多く、一からやり直す生徒もいたのでその進捗はバラバラでした。

そんな中、一人の生徒が完成作品を見せてくれました!都会の風景にペン入れをする生徒大変丁寧なその作業に思わず二度見してしまいました。
今回の課題はテキストの下描きをペンでなぞるという作業なので一見簡単そうにも思えるかもしれませんが、これが非常に難しいのです。今までの中でもっとも時間がかかっている課題かもしれません。
ただ線をインクでなぞる行為がここまで難しいとは生徒のみんなも思っていなかったようですが誰一人投げ出さず、課題に取り組んでいました。(11月15日ブログ参照)
その中でも彼女は一言も発さず、もくもくと作業に集中していました。いつもそのような様子なので声をかけるのもはばかられる時もあります。
ですが今回、この作品を見た時、あの張り詰めた空気は彼女にとって作品をつくり上げるうえで、なくてはならないものなのだなと自分の学生時代を思い出して感じました。

コーチも美大生だった頃、線を引く際はよく息を止めて描いていました。
彼女も「今回は本当に大変だった。さすがに疲れた。」と言っていました。息を止めながら描いていれば当然疲れるでしょう。しかし、彼女は今回、自分の手からこんなにも美しい線が生まれることを知ったのです。これは彼女にとって大きな自信になったはずです。

徐々に課題がレベルアップしてきて、楽しいだけではない感情が生徒のみんなの中にも生まれてきているように見受けます。

ですが今回、全員の凄まじい集中力とできあがった作品を見て、彼らが自分自身で「自信」を獲得しているように感じました。

今回、時間をかけてこの課題に取り組んでいますが、時間がかかるということは必ずしもマイナスなことではありません。
最近マンガイラストコースの生徒は自分の作品にこだわりを持って作業しているように見えます。今描いている作品を少しでも良いものにしたいという気持ちが伝わってくるのです。4月の頃と比べると大変な成長です。だんだんと経験を重ねていくごとに、自分の技術に求めるものも大きくなっていくでしょう。
そうなればそれまでの頑張りが自信となり、いつか自分にしかない武器を見つけることができます。
自分だけの武器を持っていれば、多少の困難も乗り越えていけそうな気がしませんか?

コーチは、彼らならこれから自信を獲得して、自分だけの武器を見つけられると信じています。

この記事をご覧のみなさんは、自分だけの武器はありますか?
ここ神戸キャンパスのマンガイラストコースでは、「好き」を「自信」につなげ、自分の武器にすることができます。
ぜひ私たちと一緒に「自信」を獲得していきましょう!