岡山県倉敷キャンパスキャンパスブログ

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マチナカみらいギフト in 岡山開催 ~生徒が手に入れたギフトとは~

こんにちは。倉敷美観地区のすぐそばにある、おおぞら高校 倉敷キャンパスです。
9月も中旬に入り秋の訪れを感じることも増えてきました。
さて、今回は9月2日に開催された「マチナカみらいギフト in 岡山~大地の恵みを感じよう!~」というイベントについて紹介します。

おおぞら高校では【センバスみらいギフト】という、人と人、人と自然のつながりを身近に実感できるようにカタチにし、家族や友人、初めての人とも、こどもやおとなも繋がり時間を共有するイベントを各エリアで実施しています。
人と人、人と自然が助け合える社会の実現を目指し実践しているセンバス教育みらいプロジェクトの一つです。

岡山県ではこれまで、真庭市や玉野市にあるキャンプ場での1泊2日のキャンプ体験や新見市のスキー場でのスキー・スノーボード体験などを実施してきました。
今回は、毎月農業体験でもお世話になっている石原農園さんで野菜の収穫や火起こしから始める野外調理体験を実施しました。
今回は倉敷キャンパスと岡山キャンパスの生徒、生徒とご家族での参加もあり多くのの方が参加されました。
自己紹介の時間はみんな恥ずかしそうにしていましたが、そのあとのプチゲームでは大人も子どもも関係なく大盛り上がり。あちこちで歓声や笑い声が上がっていました! 緊張もとけウォーミングアップができたところで農園に移動し野菜の収穫体験です。この日は、モロヘイヤと空心菜を収穫しました。みんな最初は恐る恐るでしたが収穫時期の葉の見極めの感覚を掴むとどんどん収穫が進み、あっという間に籠いっぱいにモロヘイヤと空心菜が集まりました。
たくさん収穫でき嬉しそうな参加者に石原農園代表のかっちゃんから「こっちにおいで!」と集合が。ある大きな木の前に集められました。
「これはイチジクの木です。この赤く熟れているのは収穫していいから、これも採ってみよう! 採れたら食べても良いよ」とのこと。イチジクを収穫する生徒イチジクを初めて見る生徒や食べたことのない生徒もいましたが、みんな少しずつ木の周りに集まり木から直接採る作業を体験していました。イチジクを食べたことのない生徒が勇気を出して採れたてのイチジクを食べていましたが「美味しい!」と一言。自分で収穫したイチジクとかっちゃんが選んでくれたよく熟れているイチジクを食べ比べて甘さの違いに「全然違う!」と感動する生徒もいました。

収穫を終えたあとはいよいよ野外炊飯の始まりです。
ダッチオーブンを使った調理は火が命です。火起こしから火を守る火の神担当とダッチオーブンを使ったローストチキン班、テールスープ班に分かれて作業を開始しました。テールスープ班は大人の参加者が担当していたのでテキパキと進みます。ローストチキン班の生徒は野菜をカットするところから始めます。玉ねぎの皮をむいたり、ジャガイモの芯を取ったり。基本的には生徒が全て相談して調理を進めていくのでやり方がわかる生徒がお手本をしたりしながら下ごしらえが進んでいきます。
「じゃがいもと人参は皮剥く?」「剥かなくても大丈夫じゃないかな、いつも自分は剥かずに使っている」「どれぐらいのサイズで切る?」「大きめが良いと思う」「こうして、こう切るのは?」「最初にへたを切った方が良いよ!」
自己紹介のときの緊張感はどこへやらで協力し合って準備する生徒。
火の神担当の生徒も薪を割ったり風を送ったり、種火が消えてしまわないように、火が大きく強くなるようにずっと見守っています。
火の準備ができたのでダッチオーブンを温めて調理を進めていきます。煙に苦戦しながら鶏肉仕込んだり、カットした野菜を投入したり。具材を全てダッチオーブンに入れたら蓋をして待ちます。みんな汗だくです。
大人チームが担当したテールスープがグツグツとできあがり、ローストチキンのダッチオーブンからも良い匂いがしてきています。そしていよいよローストチキンも完成です。重い蓋を開けると色鮮やかな野菜と香ばしいチキンが登場。みんなで取り分けて食事の準備を行います。
準備が整ったら「いただきます!」と手を合わせて食事スタート。
黙々と食べていた参加者の皆さんでしたが、少しずつ「うまい!」「うめぇ」「おいしい!」と笑顔と感想が聞こえてきました。

食べ終わった後は振り返りの時間です。
イベント開始時にそれぞれがセンバスノートに記入した目標の達成度を確認します。
「声を大きめにする」「ポジティブでいる」「めいっぱい楽しむ」「子どもの力だけで進めていきたい」「色んな人とお話しする」いろんな目標が書かれています。
保護者様も「同世代の人と話す」「子どもから離れて見守る」など目標を書いてくれていました。
たった4時間のイベントでしたが、みんな達成感を感じた様子で始まったときとは明らかに違うキラキラした表情で感想を聞かせてくれました。生徒も保護者様もそれぞれのギフトを受け取ったようです。

おおぞら高校は「なりたい大人になるための学校®」です。
座学や教科書だけでは学べない、感じられないことはたくさんあります。
おおぞら高校には、生徒一人ひとりのなりたい大人に繋がるたくさんの機会があります。今回のように時には教室を飛び出して大自然と触れることで、あなただけの高校生活やなりたい大人像が見つかるかもしれません。
私たちと一緒にあなただけのギフトを見つけませんか。

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