宮城県仙台キャンパスキャンパスブログ

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手話検定に向けて練習中

こんにちは。仙台駅東口より徒歩4分のところにあるKTCおおぞら高等学院 仙台キャンパスです。いつもブログを見てくださりありがとうございます。

仙台キャンパスの「みらいの架け橋レッスン®」では、多彩な講座を受講することができます。自分で自由に選択し受講できるのですが、その中でも人気講座の一つになっているのが「手話講座」です。毎年、全国手話検定試験に挑戦する生徒たちの姿があります。
例年10月に行われている検定試験ですが、今年度は新型コロナウイルスの影響で2月の予定に変更となりました。4ヶ月後に延期となり、勉強する時間が増えた! と気持ちを前向きに切り替え取り組む生徒たちからエネルギーをもらっています。
全国手話検定試験は1~5級があります。2級からは筆記試験もあり、聴覚障がい者の歴史や生活の不自由さなどについても学ぶ必要があります。例えば、聴覚障がい者を席に案内する際、どのような環境の席を案内することが適切か、どのような配慮が必要か、みなさんはわかりますか?
聴覚障がい者にとって、頼りになるのは視覚です。視覚に入らないものに関しては強い恐怖心を覚えます。なぜなら健常者は、視覚に入らない情報は聴覚からの情報に頼ることができますが、聴覚障がい者はそれができません。
席に案内する際は、出入り口に背を向けることなく、視覚で部屋全体を見渡せるような席を案内することが適切とされています。出入り口から誰が入ってきたか視覚ですぐに確認できるような席を案内するよう配慮しましょう。誰でも突然誰かが後ろに立っていたら驚きますよね。聴覚障がい者にそのようなストレスを与えることなく、ちょっとした配慮で障がい者も健常者も気持ちよく過ごせる社会をみんなでつくっていけたら素敵ですね。

「手話講座」の勉強は資格を取得するという目的もありますが、学ぶことで新しい視点や配慮についての成長も得られます。結果、心が育まれることで、自分の人生を豊かに生きることへも繋がっているように感じます。
 
社会には聴覚に限らず、様々な障がいによって不自由さを感じていらっしゃる方がいるでしょう。手話を学んでいる生徒たちが、これから先の人生で、誰もがよりよく生きるために自分ができる配慮は? という考えをもち、障がいの有無に関わらず生活の様々な場面で誰にでも適切な配慮をおこなえる、そんな大人へと成長してくれたら... という思いで日々サポートしています。
まずは2月の検定試験がんばりましょう!
※写真は、スマホを活用して手話表現する練習風景です(2年次)。

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