東京都立川キャンパスキャンパスブログ

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建築業界の体験授業

10月、専門学校「東京テクニカルカレッジ」さまのご協力で社会の架け橋プログラムを開催いたしました。
社会の架け橋プログラムとは普段生活している中では見ることができない仕事の裏側を知るためにその道の専門家や経験者から直接話を聞いたり、体験を中心に展開してゆく授業です。建築2.jpg今回のテーマは建築業界の資格、「建築士」と「現場監督」についてです。
皆さんのイメージはどうでしょう。
生徒たちに聞くと、建築士は事務所を構えて、資格を持っているため一生安泰、現場監督はヘルメットをかぶって職人さんと一緒に働く人というイメージでした。

「それが実はちょっと違うのです」と話してくださったのは今回の講師、一級建築士の甲田さん。
建築士は一般的なイメージとは違い、現在建築業界の中では大きなニーズはなく、事務所を構えても大手会社の下請けしか仕事がない状況なのだそう。
一方、別々の企業に勤める職人たちを束ねて工事の全体を管理する現場監督が不足している状況なのだそうです。
しかも、資格試験の制度を考えても「現場監督の資格を取るための足掛かりとして一級建築士の資格を受験する」とお聞きしました。
建築士という資格が専門家の一つであるのに対して、現場監督は、専門家をつなぐ資格なので各分野に幅広く精通する必要があるのだそうです。目からウロコです。
そのような構造から現場監督の資格は大変難しいのにも関わらず、一つの案件に必ず一人必要であり、今求められている職なのです。

授業は講師のお話を聞きながら、建築士が実際に使用する道具を触らせていただいたり、実際に使用している特殊な糊をつかっての建築模型作り体験も含めて進行していきました。
講義を聞く生徒たちの真剣な視線や黙々と作業に没頭している生徒の様子を見てこの授業を行ってよかったと感じました。

KTCおおぞら高等学院 立川キャンパスでは毎週月曜日と金曜日に社会の架け橋プログラムを開講しています。是非、参加してなりたい大人になるための選択肢を広げてみませんか?
学校見学・個別相談を行っております。
ご希望の方は、下記予約フォームよりお申込みください。

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