栃木県宇都宮キャンパスキャンパスブログ

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手話の授業

宇都宮キャンパスでは、先天性聴覚障害を持つ篠原侑香さん(21歳)と手話通訳者の大野さんのお二人をお招きして、福祉の授業を実施しました。

侑香さんは生まれつき耳が聞こえず、喋ることもできません。2歳から聾学校に通い、高校卒業後の現在は大手自動車メーカーに就職。アイドルグループが大好きな21歳の女の子です。

「障害があることに偏見を持たず、コミュニケーションをとり、交流をしよう!」ということ、そしてお互いが、自己有用感や自己肯定感の体得をすることを今回目標にしました。

授業が始まると、はじめはお互いとても緊張していましたが、ジェスチャーゲームをしたり、Zoomを使ったチャット機能で侑香さんに質問をしている中で気持ちがほぐれていき、徐々にコミュニケーションをとることができるようになっていきました。

聞こえないということへの恐怖感を訪ねると、侑香さんは「聞こえたことがないから、恐怖感なんか感じたことはないわ!」と笑って教えてくれました。また「好きなアイドルグループのライブにも行くわ! 耳は聞こえなくても、ライブは十分楽しいから好きよ!」と話してくれました。特別な話ではなく、ゲームや漫画の話など、いつもみんながしているような会話をチャットや手話を通じて伝えてくれました。

また、みらいの架け橋レッスン®で手話を勉強している生徒は、侑香さんに手話で語りかけました。手話が通じたときには、心が通じたかのように笑みを浮かべていました。

授業の後半には、侑香さんが年上のお姉さんのように感じるくらい身近な存在になっていました。生徒もわからない手話をなんとかわかりたいと食い入るように見つめていました。

社会には、さまざまな状況や状態にあったりする人々がいますが、「※共生社会」 は、さまざまな人々が、すべて分け隔てなく暮らしていくことのできる社会です。障害のある人もない人も、支える人と支えを受ける人とに分かれることもなく、ともに支え合い、さまざまな人々の能力が発揮されている活力ある社会です。侑香さんに出会い、障害がある、かわいそうという偏見を持つのではなく、私たちと何も変わらないんだということ。お互い得意なこと、苦手なことはあるけれど、何も変わらない人間であることを生徒も感じてくれたようでした。

また、侑香さん自身も、おおぞらの生徒と関わりを持ったことで、また、なりたい大人について考えるきっかけになったそうです。

これからも、さまざまな形の授業を取り入れて、共生社会にむけて多様性の理解を深め、頭で理解するだけでなく、感性としての「心のバリアフリー」の修得を目指していきます。

※共生社会とは、性別、年齢や障害など、人それぞれの違いを受け入れ、支えあい、互いに認めあう社会のこと。