おおぞら教育情報ガイド

青色の「情報」という漢字の周りに虫眼鏡やグラフなどのアイコンが並んでいて情報がたくさんあることを表している
知りたいことはスマートフォンで検索し、気になる話題はSNSでチェックする。今の高校生にとって、情報を集めることは特別なことではなく、日常の一部になっています。しかし、手軽に情報にアクセスできる一方で「どの情報が正しいのか分からない」「意見が多すぎて迷う」と感じた経験がある方も多いのではないでしょうか?

現代は、インターネット上に膨大な情報が存在し、誰もが発信者になれる時代です。そのため、有益な情報だけではなく、不正確な内容や誤解を招く情報も混在しています。

つまり、必要な情報を見つける力はもちろん、その内容を確かめながら活用する力がこれまで以上に求められているのです。特に、高校生は進学や就職などの将来に関わる選択を控えている時期であり、自分に合った進路を見つけるためにも、多くの情報の中から本当に役立つものを選び取る力が欠かせません。

そこで本記事では、情報収集の方法がどのように変化してきたのかを振り返りながら、SNS・インターネットとの上手な付き合い方や、信頼できる情報を見極めるポイントについてご紹介します。おおぞら高校が実施したアンケート結果を踏まえてご紹介するので、自分自身で判断し、未来に活かせる情報収集力を身に付けていきましょう。

今と昔の違いは?情報を集める方法

はじめに、情報を集める方法が今と昔でどのように変化しているのかを確認してみましょう。

▶情報収集は「探す時代」から「届く時代」へ
かつて、情報を集める手段といえば、新聞や雑誌、テレビ、ラジオなどが中心でした。知りたいことがあれば図書館へ行ったり、本を購入したりする必要があったので、情報を得るまでに時間や手間がかかっていたのです。

しかし現代は、スマホが1台あれば世界中の情報にアクセスできます。検索エンジンで調べるだけではなく、SNSや動画サイトを通じて情報が自動的に届くようになりました。情報を「探しに行く」というスタイルから「流れてくる情報を受け取る」スタイルに定着しつつあり、その変化こそが、昔と比べた際の大きな違いです。

▶情報源はSNSとネットニュースが中心

Q 普段情報収集をする方法として最も多い2つを選んでください
普段情報収集をする方法として最も多い2つを選んでください.png
2026年6月におおぞら高校が男女418名を対象に実施したアンケートでは「普段情報収集をする方法として最も多い2つを選んでください」という質問に対して「SNS」と回答した人が43.8%と最も多く、次いで「ネットニュース(Yahoo!ニュース・LINEニュースなど)」が僅差で43.5%、「テレビのニュース」が36.6%という結果になりました。

この結果から、普段の情報収集方法にはSNSやネットニュースが多く活用されており、テレビニュースなど複数の媒体を組み合わせながら情報を得ていることが分かりました。

Q 前問で「SNS」と答えた方について、最も情報収集に利用するSNSはどれですか?
前問で「SNS」と答えた方について、最も情報収集に利用するSNSはどれですか?.png

また、SNSを利用している人に限定し「最も情報収集に利用するSNSはどれですか?」と質問したところ、「X(旧Twitter)」が45.4%で最も多く、次いで「Instagram(21.9%)」、「YouTube(15.3%)」という結果になりました。

Xはリアルタイム性が高く、最新情報を素早く確認できる点が支持されていると考えられます。2つのアンケート結果より、現代はSNSが情報収集の重要な入り口になっているといえるでしょう。



情報収集力は進路選びにも役立つ

情報収集力の向上は、自分に合った進路選択にも役立ちます。どのように役立つのか、具体例を考えてみましょう。

▶自分に合った進路を見つけやすくなる
進路を考える際に「なんとなく有名だから」「友人が目指しているから」という理由だけで選んでしまうと、入学後に「思っていた内容と違った」と後悔する可能性があります。
そこで、大切になるのが情報収集力です。例えば、大学や専門学校のホームページを確認したり、オープンキャンパスに参加したりすることで、学べる内容や学校の特色を詳しく知ることができます。自分の興味や目標に合った進路を見つけやすくするためには、幅広い情報を集めることがポイントです。

▶将来の仕事や業界への理解が深まる
進路選びでは、学校だけではなく将来の職業について知ることも重要です。例えば「ゲームが好きだから情報系の学部に進みたい」と考えていても、実際にはさまざまな仕事や働き方が存在します。

仕事内容や必要な資格、業界の動向などを調べることで、自分が本当にやりたいことが見えてくる場合もあります。進学は、ゴールではなく将来への通過点です。早い段階から仕事や社会について情報を集めておくことで、進路選択の視野が広がるでしょう。

▶情報を比較することで納得できる選択に繋がる
インターネットには、多くの進路情報があります。しかし、一つの情報だけを見て判断するのはおすすめできません。同じ学校でも、公式サイトと在学生の声を見比べることで、異なる視点から情報を得られます。

複数の情報源を比較しながら調べると、学校の雰囲気や学習環境をより具体的にイメージできます。また、気になる学校同士を比較することで、自分が何を重視したいのかも整理しやすくなるでしょう。情報収集力は、進路を決めるためだけではなく、自分自身が納得できる選択をするための大切な力なのです。


SNSやネットの情報をどう活用する?

先ほどの調査結果で、SNSやネットの情報を利用している人が多いことが分かりました。しかし、使い方を誤ると、トラブルに巻き込まれる可能性があります。SNSやネットの情報はどのように活用すべきか、考えてみましょう。

▶SNSは情報収集の入り口として活用しよう
SNSやインターネットは、最新の話題やトレンドを素早く知ることができる便利なツールです。多くの高校生が情報収集にSNSを活用しており、進学先の口コミやオープンキャンパスの様子、興味のある職業に関する情報などを手軽に調べています。これらの情報を集めることで、より納得できる進路選びに繋がるでしょう。

ただし、SNS上の情報は個人の体験や意見が含まれていることが多く、必ずしも全てが正しいとは限りません。そのため、SNSは「情報を見つけるきっかけ」として活用し、気になる内容があれば公式サイトや信頼できる情報源で確認することが大切です。

▶情報をそのまま信じず、複数の視点で確かめる

Q 前問で「SNS」と答えた方について、情報の真偽は確認していますか?
前問で「SNS」と答えた方について、情報の真偽は確認していますか?.png

先ほどのアンケートでは、SNSと回答した人に「情報の真偽は確認していますか?」という質問も行いました。すると「常に確認している」と答えた人は24.6%に留まり、「偽情報かな、と思った時だけ確認している」が54.1%と最も多い結果になりました。また「ほとんど確認していない(17.5%)」「全く確認していない(偽情報でもどっちでもいいと思っている)(2.7%)」「全く確認していない(全て正しい情報だと思っている)(1.1%)」という結果から、真偽にほとんど関心がない人も約2割ほどいることが分かりました。

インターネット上には、古い情報や誤った情報が拡散されることもあります。そのため、一つの投稿や記事だけを見て判断するのではなく、複数のサイトやニュース、公式発表などを比較する習慣を身に付けましょう。SNSやネットを上手に活用するポイントは、情報を集めることはもちろん、「本当に信頼できる内容なのか」を考えながら利用することが重要です。

信頼できる情報を見極めるコツ

これからの時代、信頼できる情報を見極めるためには、どのようなポイントに注意すれば良いのでしょうか?信頼できる情報を見極めるコツをご紹介します。

▶情報の発信元を確認する
情報を見つけたら、まず「誰が発信しているのか」を確認する習慣を付けましょう。例えば、学校や企業、官公庁などの公式サイトは、情報の正確性を重視して発信されています。一方、SNSの投稿や個人ブログは、個人の経験や意見が含まれていることも少なくありません。

特に進路や資格、将来の仕事に関する情報を調べる場合は、公式サイトや信頼性の高いメディアを優先的に参照することが大切です。

▶一つの情報だけで判断しない
インターネット上にはさまざまな情報がありますが、同じテーマでも発信者によって内容が異なる場合があります。そのため、一つの記事や投稿だけを見て結論を出すのではなく、複数の情報源を比較してみましょう。

例えば、職業について調べる場合は、企業の公式サイトだけではなく就職・転職サイトなども参考にすることで、より多角的な視点から情報を集められます。複数の情報を見比べることで、偏った情報に流されにくくなるでしょう。

▶情報が最新かどうかをチェックする
正しい内容でも、古い情報では現在の状況と異なる場合があります。特に、入試制度や資格試験、就職に関する情報は変更されることも多いので、掲載日や更新日を確認することが重要です。

また、SNSでは過去の投稿が再び拡散されることもあります。情報を活用する前に「いつ発信されたものなのか」を確認することで、より正確な判断につながるでしょう。



情報を集めるだけでなく「考える力」も大切に

スマホやSNSの普及により、私たちはこれまで以上に多くの情報にアクセスできるようになりました。しかし、情報が溢れている今の時代は、ただ情報を集めるだけでは十分といえません。
大切なのは、その情報が信頼できるかを確かめ、自分にとって本当に必要な内容かを考えながら活用することです。特に、進路選択のような将来に関わる場面では、一つの情報だけを鵜呑みにせず、さまざまな視点から比較・検討する姿勢が求められます。

情報収集力とは、単に多くの知識を得る力ではなく、自分で判断し、納得できる選択に繋げる力でもあります。日頃から情報に触れる際は「本当にそうだろうか?」と考える習慣を意識し、自分の未来を切り開く力に役立てていきましょう。

おおぞら高校ではソーシャルチェンジという探究学習活動をおこなっており、生徒自身が社会の課題を見つけ、解決策をチームで考え、発表しています。課題の現状把握や解決策を考えるためのヒントとして、インターネット上の情報だけでなく、実際に困っている人やその分野の専門家に直接話を聞きにいったり、アンケートを取ったり、様々な手段で情報を集めながら、その情報に対しての自分たちの考えをまとめています。
以下のブログで探究学習の様子を紹介していますので、ぜひご覧ください!

東京キャンパスブログ 本物の学びを経験!ソーシャルチェンジに参加しました!

松本キャンパスブログ 【社会課題解決のために挑戦~ソーシャルチェンジ~】


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