おおぞら教育情報ガイド

たんぽぽの綿毛が飛びだっていく姿を親と子の関係に見立てている
子どもが高校生になると、その子の成長に伴って親御さんの悩みは少しずつ変化します。進学先や将来の方向性、学費といった現実的な問題に加え、親子の距離感や恋愛、親離れ・子離れなど、家庭内での関わり方に迷う場面もあるでしょう。

子どもを思うからこそ「どこまで口を出すべき?」「本人に任せても大丈夫?」と悩むのは自然なことです。そこで本記事では、親御さんを対象におおぞら高校がアンケートを実施し、高校生の子どもを持つ親の抱える悩みについてご紹介します。具体的な悩みや声を通して、同じ立場の親御さんがどのようなことを気にしているのか考えてみましょう。

最も気になるのは「子どもの進路」!親のお悩みランキング

Q. お子さまが中学生~高校生の頃悩んだ項目をすべて選んでください(回答数:179)

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おおぞら高校が26年8月に実施したアンケートでは「中学生から高校生のお子さまがいる」あるいは「高校を卒業されたお子さまがいる」と答えた方を対象に、アンケートを実施しました。

まず「お子さまが中学生~高校生の頃悩んだ項目をすべて選んでください」という質問に対して、179名の方が回答されました。その結果「子どもの進路(57.0%)」が最も多く、次いで「子どもの成績(48.6%)」「学費(34.1%)」という回答でした。学業や経済面に関する悩みが上位を占めた一方で「子どもの人間関係(32.4%)」「親子の距離感(20.7%)」など、対人関係に関する悩みも一定数みられました。

▶親が最も悩んだ項目は!?ランキング形式でご紹介
Q. お子さまが中学生~高校生の頃、最も悩んだ項目はどれですか? (回答数:152)

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おおぞら高校では、先ほどの質問に加えて「お子さまが中学生~高校生の頃、最も悩んだ項目はどれですか?」という質問を実施しました。その結果、第1位は「子どもの進路(46.1%)」、第2位は「子どもの成績(20.4%)」、第3位は「子どもの人間関係(15.8%)」でした。

この結果から、親御さんにとって最も大きな悩みは「子どもの進路」であることが多く、また「子どもの成績」や「子どもの人間関係」など、お子さんの学校での過ごし方に関わる悩みも一定数あることが分かりました。

また「お子さまが中学生~高校生の頃悩んだ項目をすべて選んでください」という質問では上位であった「学費(34.1%)」が、今回の質問では9.2%に留まったことから、経済面は悩みの一つではあるものの、進路や学習環境などの悩みがより大きくなっていることが伺えました。

進路や学費について、親はどう考えている?

高校生であるお子さんの進路を考える際、子どもの希望を尊重しながら、現実的な問題にも目を向ける必要があります。進路や学費については、どのように考えるべきなのでしょうか?

▶進路|子どもの希望を尊重しつつ、どう支える?
高校生になると、大学や専門学校への進学・就職など、卒業後の進路を具体的に考える機会が増えます。親御さんとしては「将来困らない道を選んでほしい」という思いがある一方、子どもは「自分の興味や得意なことを活かしたい」という気持ちがあるでしょう。

実際に多くのご家庭では、進路について親子で話し合う場をきちんと設けています。 大切なのは、親が進路を決めるのではなく、子どもの考えを聞いた上で一緒に情報を集めることです。志望校や学びたい分野について一緒に調べるなど、必要な時に親がサポートすることで、子どもの安心に繋がります。

▶学費|進路選択と切り離せない現実的な問題
進学を考える際、親が気になるのは「学費」ではないでしょうか?授業料はもちろん、教材費や通学費、一人暮らしをする場合の生活費なども含めて考える必要があります。

子どもが希望する進路を応援したいと思っても「家計への負担は大丈夫だろうか」と不安になるのは自然なことです。だからこそ、早い段階から必要な費用を確認し、奨学金や授業料支援制度などの選択肢を含めて親子で話し合うと良いでしょう。進路を「行きたい・行かせたい」だけで決めるのではなく、費用面も含めて現実的に考えることが大切です。

親子の距離感に悩む家庭は多いのか?

お子さんが高校生になれば、成長に合わせて親子の関わり方を変えていく必要があります。では、実際にどのような場面で距離感に悩むのでしょうか?

▶子どもから話してくれない?親の感じるもどかしさ
高校生になると、友人関係や学校生活について詳しく話さなくなったり、悩みを自分だけで抱えたりする子どもは多いものです。「何か困っていることはない?」「学校はどうだった?」と聞いても短い返事しか返ってこないことも多く、親御さんとしては心配になるでしょう。

しかし、何でも話して欲しいと思うあまり、質問を重ねすぎると、子どもが距離を置きたくなることがあります。まずは無理に聞き出そうとせず、子どもから話してきた時に耳を傾けることを意識してみましょう。普段から何気ない会話を重ねておくことも、いざという時に相談しやすい関係づくりに繋がります。

▶どこまで口を出す?「見守る」と「放っておく」の違い
高校生は、自分で考えて行動する機会が増える時期です。そのため、親御さんが先回りしてすべてを決めるのではなく、子ども自身に任せることも大切になっていきます。

一方で、完全に任せると「親に関心を持ってもらえない」と感じてしまう可能性があります。そのため、子どもの選択を尊重しながら、必要な時には手を差し伸べられる距離を保つことがポイントです。

恋愛や自立を見守る親の難しさとは

高校生になると、家族だけではなく友人や恋人との関係が大切になり、子どもは少しずつ自分の世界を広げていきます。お子さんが恋愛をしたり、自立しようとしたりする姿を、どのように見守れば良いのでしょうか?

▶恋愛|心配だからこそ、どこまで見守る?
高校生にもなれば、恋人と交際するお子さんも増えてきます。親としては「勉強に影響しないだろうか」「相手との関係で傷付かないだろうか」と心配になることがあるでしょう。

しかし、恋愛も人との関わり方を学ぶ大切な経験の一つです。相手や交際について細かく聞いたり、頭ごなしに反対したりするのではなく、まずは子どもの気持ちを尊重することが大切になります。もしも困った時には相談してもらえるよう、恋愛について話しやすい雰囲気を心掛けてみてください。

▶自立|手を出し過ぎず、必要な時に支える
高校生は、自分で予定を立てたり、身の回りのことを管理したりするなど、自立に向けた行動が増えます。そのため、親が先回りをしてすべてをやってあげるのではなく、できることは少しずつ本人に任せることが大切です。

例えば、学校の準備やお金の管理など、これまで親が担っていたことを子ども自身に任せてみる方法が挙げられます。失敗することも成長の一部と考え、困った時は支える姿勢を持つことが、親離れ・子離れへの第一歩になるでしょう。

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卒業生と保護者が振り返る3年間

高校生の親の悩みと上手に向き合うためのヒント

高校生の子どもを育てる中で、悩みや不安がなくなることはきっとありません。大切なのは、一人で抱え込まず、できることから向き合うことです。

▶「親としての正解」を求めすぎない
進路や学費、子どもとの関わり方など、保護者として考えることが多いからこそ「もっとこうするべきなのでは?」と迷う場面があるでしょう。しかし、すべての家庭に当てはまる正解はありません。お子さんの性格やご家庭の状況によって、適切なサポートの形は異なります。周囲の家庭と比べ過ぎず、今の親子に合った方法を少しずつ探していくことが大切です。迷った時は、学校の先生や身近な人など、第三者に相談すると良いでしょう。

▶子どもの成長を信じて、親自身も肩の力を抜こう
高校生は、少しずつ自分で考え、選択しながら成長していく時期です。子どもの将来を思うほど、先回りして心配するものですが、すべての問題を親が解決する必要はないでしょう。子どもが自分で考える時間を大切にしながら、背中を支えられる存在でいることを意識してみてください。

親子で悩みながら進んでいくことも、家族の大切な時間です。肩の力を抜き、子どもの変化を見守ることから始めてみてはいかがでしょうか?

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