東京都町田キャンパスキャンパスブログ

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サービス介助基礎研修

KTCおおぞら高等学院の子ども・福祉コースでは様々な資格取得にチャレンジできます。
今回はその一つの「サービス介助基礎研修」という資格について。福祉施設の美容師さんなど、一般参加の大人に交じって3人の生徒が参加した時の様子を皆さんにご紹介します。

まず、「サービス介助士」という資格があります。この資格はJRや私鉄、航空会社で働く人など全国約1,000社以上の企業で、身体にハンデのあるお客様を案内する場面がある職場では持っていて当たり前になっている資格です。
「サービス介助基礎研修」は「サービス介助士」までは必要ないけど、基礎的なことは知っておいた方がお客様のためになると思っている人向けの研修です。サービス介助士で習う基礎的なことを凝縮して構成された研修でした。

2時間完結の体験をメインとしたパッケージ型セミナーで、高齢な人や障がいのある人とのコミュニケーションのきっかけとなる新たな気づきを学びます。車いす操作や視覚障がい体験などサービス介助の基礎内容でした。

高齢者を想定した白内障体験では「白内障ゴーグル」を掛けて教室内の段差や坂を歩いたり、掲示物を見たりしました。このゴーグルを掛けると白内障になった人が見える世界を体験します。 カバンから財布やスマホを取りだしたり お金の区別をしたり、カードを取り出したりしようとすると、普段と違って思うようにいかなかったりしていました。 参加者からは「視界が狭くなる」「青が見えやすい」「坂と平地の区別がつかなくなった」などの感想が出ていました。
この他、車椅子の段差越えや目の不自由な人を想定しての手引き演習を介助する方される方の両方の体験をしました。

現在の日本は高齢者の割合が28.3%で、100歳以上の方が約71,000人もいるそうです。これから増々高齢化が進みます。高齢者を積極的にサポートしたいと考え、資格取得まで頑張っている生徒たちの姿には心打たれますし、成長を感じることが多いです。そんな生徒が学びたいと思える環境がKTCにはあります。