静岡県静岡キャンパスキャンパスブログ

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目隠しをして白杖を使って歩く生徒と介助する生徒

みなさん、こんにちは。
静岡キャンパスの稲葉です。
今回は、子ども・福祉コースの福祉実習の様子についてお伝えしたいと思います。

今回は、普段静岡キャンパスで講義をしていただいている、静岡福祉医療専門学校の教室に赴き、白杖を使った実習を実施しました。
みなさんは、白杖に触れたことはありますか?
見かけたことはあっても、実際に白杖に触れたことがある人は少ないのではないでしょうか。白杖は長さが複数存在しています。それは、白杖を利用する人の身長に合った白杖を使う必要があるからです。長すぎては他の歩行者に迷惑をかけてしまいますし、短すぎては障害物に気がつくのが遅くなり、ぶつかってしまいます。一見同じに見える白杖ですが、そんな違いがあるのです。

実習では、アイマスクをして校舎内を白杖を使って歩いたのですが、見えている時は気にならないことも、見えていないだけで恐怖に変わるということを身をもって体験しました。具体的にどんなことかというと、床の素材の変化です。普段自分の目で見ながら歩いている時は、床の素材が変わることに対して何の心情の変化も起こりません。しかし、目が見えない状態で歩いている時に、床の素材が変わると、それはとてつもない恐怖や不安につながるのです。自分の進んでいる方向が合っているのか、間違えて外に出てしまっていないだろうか、そのように思うからです。加えて、目が見えないことで、視覚以外の感覚が研ぎ澄まされて、床の素材の変化を敏感に察知するため、その恐怖がより一層際立ちます。まっすぐ進んでいるつもりで歩いているときに、唐突に床の素材が変化することは想像以上に足がすくむ要因になるのです。私は、恥ずかしながら生徒に床の素材が変化する度に「本当にこの道であっている?」と聞きながら進んでいました。いちいち確認をしなければ進めないほどに怖かったです。

このようなことも、実際に体験しなければ知ることはできません。今回は、子ども・福祉コースでの実習を通じて、新しい経験を得ましたが、おおぞら高校ではこのように実際に自分が体験をして新たな経験を得る機会を大切にしています。「様々な経験をしてみたい」そんな中高生の皆さん、ぜひ一度見学に来てみてください。
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