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学習塾という漢字が黒板に書かれている画像
高校受験の突破を目指して、多くの中学生が塾に通います。そして受験が終わり、高校生になってからも塾や予備校に通う子どもが増えています。大学進学や学力アップが主な理由ですが、それだけではありません。
また、塾や予備校は費用が高額で、中には費用面で諦めるケースもありますが、塾や予備校以外にも勉強方法はあるため、それぞれが自分の状況にあった方法で勉強に励んでいます。
今の高校生は、なぜ塾や予備校に通うのでしょうか?この記事では、高校生の勉強のトレンドや実態について解説します。

学習塾・予備校・家庭教師などの違いとメリット・デメリットとは?

中学生や高校生の勉強方法として、学習塾や予備校・家庭教師は昔からの定番です。
それぞれ以下のような特徴があり、メリット・デメリットもあります。

学習機関 特徴
学習塾 学校の授業のような雰囲気で講師との距離が近い
予備校 数十人の大規模なクラスが多く大学受験に特化している
家庭教師 完全マンツーマンで教師に自宅に通ってもらう

ここでは学習塾・予備校・家庭教師のメリット・デメリットについて、順番に解説していきます。

▶学習塾のメリット・デメリット
学習塾のメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット
・学校の成績アップに効果的
・分からないことをすぐに質問できる

デメリット
・高額な費用がかかる
・通うだけで満足しがち

学習塾は高校の授業の補講という側面があり、高校の成績や理解度アップに効果的です。
高校の定期テスト対策もあり、授業で理解できなかったところ・ついていけなかったところを補うことができます。そのため、苦手な科目だけを選択して塾に通っているという高校生もいます。
また講師と生徒の距離が近い学習塾は、双方向のコミュニケーションを交えて授業を進めていくことも多く、わからないところは気軽に質問できるのもメリットです。
時には講師が進路の相談に乗ることもあり、高校生活のさまざまな面を補ってくれます。
一方で学習塾は費用が高く、費用面で通塾を諦める場合もあります。
また「塾に通っている」という安心感から塾に通う目的を忘れたり自ら理解を深める姿勢がなかったりすると、高額な費用を払っても成績は伸びません。

▶予備校のメリット・デメリット
予備校は講義形式が基本で、大学受験に特化しています。大手予備校では50人以上の大規模クラスが開講されている場合もあります。

高校生が予備校に通うメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット
・受験対策に特化している
・進路が似ているライバルたちと勉強ができる

デメリット
・講師との距離感は学習塾ほど近くない
・振替授業ができない(原則不可としている場合が多い)

予備校は大学受験の合格を目的とした学習機関であり、大学受験を目指す高校生に受験に関する多くのノウハウ・受験情報を提供してくれます。予備校は集団形式の授業がメインであるため、近いレベルの志望校を目指す人たちと肩を並べて勉強することは大きなモチベーションにつながるでしょう。
予備校は大人数の生徒を相手に授業を行うため講師と生徒間でコミュニケーションを取る機会が少なく、塾よりは距離感が遠い点はデメリットです。もちろん、授業後に不明点を質問することはできます。
また規模が大きい予備校は年度初めに年間の時間割が決まっており、振替は基本的にできません。病欠するとその穴埋めができない点は、デメリットとなります。ただ、オンラインで参加ができるなど対策を講じている予備校もあります。

▶家庭教師のメリット・デメリット
高校生が家庭教師を利用するメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット
・一人ひとりのレベルや目的に合わせた指導を受けられる
・通う時間や労力がかからない

デメリット
・費用が高額
・教師との相性が大きく影響する

完全マンツーマン指導の家庭教師は、苦手ポイントや理解度、学校の授業の進捗や目的を考慮したオーダーメイドの指導を受けることができます。わからない部分は逐一質問したり、生徒が理解するまで丁寧に教えてもらえたりする点は、家庭教師の大きなメリットです。
また塾や予備校は家や学校から通う必要がありますが、家庭教師は家に来てもらうため時間や労力の節約になります。家庭教師に教えてもらう前後の時間も勉強に充てられるため、より多い学習時間の確保につながります。
一対複数人の塾や予備校と違って一対一で教えてもらう家庭教師は、費用が高額です。家庭教師の交通費も負担したり、お茶やお菓子を出したりといった費用も考えておかなければなりません。
またマンツーマンの家庭教師は、指導スタイルや人柄が子どもの性格と合わない場合は、子どもにとって大きな苦痛となります。また、家庭教師の教える能力が低ければ、高額な費用も無駄になってしまうかもしれません。

上記のように、塾や予備校・家庭教師にはそれぞれメリット・デメリットがあります。入塾・入会を検討する場合は、これらをしっかり比較・検討して決めなければなりません。

今の高校生はどこに通っている?今のトレンドとは?

今の高校生は費用の高い学習塾や予備校ではなく他の方法で勉強しているケースも多く、その勉強法として以下が挙げられます。

・学校で配布された教材や課題で学習
・学校+市販教材で勉強
・通信教育

塾や予備校を利用しない高校生は、学校の教科書や授業で配布された教材、課題といった自主学習を中心に勉強しています。自主的に独学を重ねるのはもちろん、難しい部分は保護者の方に手伝ってもらうこともあるようです。
また学校の教科書にプラスして、書店などで売っている市販教材を使う高校生も多いです。問題集や参考書を買ったり、受験対策として志望校の過去問題集を自分で買ったりして自習をしています。
そしてデジタルネイティブ世代の高校生は、塾や予備校の代わりとして通信教育を活用している人も多いようです。塾や予備校の中にはメディアに出るような有名な講師もいますが、その講師が無料で行う通信教育はとても人気があります。有料の通信教育も塾や予備校より費用が安く、また自宅に居ながら視聴できる手軽さから多くの高校生に支持されています。

上記のように、塾や予備校だけでなく学校の教材や参考書、通信教育など学習ツールはさまざまです。いずれにしてもメリット・デメリットがあるため、自身のニーズや状況に合わせ、快適に勉強できる方法を模索しています。

高校生が塾・予備校などに通う理由とは?


高校生が塾や予備校に通う理由として、以下が挙げられます。

・大学の受験対策
・学校の成績や学力を上げたい
・勉強する時間や場所を確保したい
・友人やクラスメイトが通っているから

高校生が塾や予備校に通う多くの理由は「大学受験のため」です。受験に備えて学校の成績を上げたい・模試の成績を上げたいという理由で通う方が大部分となっています。
高校に入ると授業の難易度、スピードが上がり、「授業についていけない」と悩んでいる高校生は多いものです。授業を受けただけで理解を深めることは難しく、基礎学力アップのために多くの高校生が塾や予備校に通っています。
また家で1人だとなかなか勉強できない高校生は、勉強時間や場所を確保する目的で塾などに通っているケースもあるようです。場所によっては自習室が解放されていますから、勉強に集中できる環境として多くの高校生が活用しています。
また塾や予備校に通っている高校生の中には、学習意欲や受験対策よりも「友人が通っているから」と周りに影響を受けて通っているケースもあります。仲のいい友人と塾で勉強することが楽しみにつながると同時に、良い意味でライバルとして意識することができるでしょう。
しかし本人に学習意欲がなければ、いくら塾に通っても学力は上がりません。また仲が良いからこそ学力に差が出てくると友人関係がギクシャクしてしまうケースもあるので、注意が必要です。

大学進学・専門学校・就職など、高校卒業後の進路は?

文部科学省の調査では、高校卒業後の進路状況は以下の通りとなっています。

進路 割合
大学進学 62.6%
専修学校:公共職業能力開発施設 18.6%
就職 13.8%
その他 5.0%

参照:文部科学省 高等学校卒業者の学科別進路状況 (令和7年3月卒データ)

上記の通り、6割以上の高校生は卒業後に大学へ進学しています。大学以外だと専修学校や職業訓練を行う公的な施設である公共職業能力開発施設に進んだり、就職したりする方がそれぞれ10%以上となっています。

高校生の間に何に打ち込むかは人それぞれですし、高校卒業後やその先の進路によっても高校生活をどう過ごすかは変わってきます。
様々な勉強方法がありますが、自分に合う勉強方法を探していきましょう。


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