転校を考えている子どもに親ができることは?「今」に悩みを抱えている子どもとの向き合い方
「学校に行くのが辛い」
「転校したい」
と子どもから打ち明けられた場合、親としては驚いたり「本当に転校して大丈夫なの?」と心配になったりするかもしれません。
子どもの将来を思うからこそ、できるだけ良い道を選んでほしいと考えるのも自然なことです。
一方で、転学(転校※以下転校で統一)したいという言葉の背景には、学校生活で感じている悩みや人間関係、勉強、将来への不安など、さまざまな思いが隠れていることがあります。まずは子どもの話を聞き、何に困っているのか、どのような環境を望んでいるのかを一緒に整理することが大切です。
また、転校先を探す際には、学校の特徴や通いやすさだけではなく、子ども自身が安心して過ごせそうか、どのような学び方ができるかなども確認しておきたいポイントになります。
今の学校を離れることだけを考えるほかに、転校以外の方法にも目を向けることで、選択肢が広がることもあるでしょう。
本記事では、子どもから「転校したい」と言われた時に親ができることや、転校先を選ぶ際に確認したいポイント、子どものこれからを支えるための考え方についてご紹介します。
▶まずは子どもの言葉を否定せずに受け止めよう
「どうして?」「もう少し頑張れない?」など、すぐに答えを返したくなることもあるでしょう。しかし、子どもにとっては、転校したいという気持ちを親に伝えること自体が大きな決断です。まずは「そう思っているんだね」「話してくれてありがとう」と受け止め、落ち着いて話せる雰囲気をつくりましょう。
▶親が焦って結論を出さないことも大切
子どもの将来を心配すると「このままではいけない」と焦って学校を探したくなるかもしれません。ただ、転校するかどうかをその場で決める必要はないので、子どもの気持ちと現在の状況を整理してから、今後のことを考えていきましょう。すぐに答えを出さないことは、問題を先送りにすることではなく、親子で考える時間をつくることでもあります。
▶「転校したい」という気持ちを大切なサインとして考える
転校したいという言葉の背景には、学校生活で感じているさまざまな困りごとがあるかもしれません。人間関係や勉強、学校の雰囲気など、理由は一つとは限らないでしょう。まずは「転校」という結論だけに注目するのではなく、子どもが今どのような気持ちでいるのかを大切にしながら、次のステップを考えていくことが大切です。
しかし、まずは子どもが何に悩み、どのような環境を望んでいるのかについて知ることが大切です。
▶何が辛くて転校を考えているのかを聞いてみよう
まず確認したいのは「転校したい」と思ったきっかけです。友だちや先生との関係、勉強、学校の雰囲気、通学の負担など、困っていることは人によって異なります。
また、一つの理由だけではなく、いくつかの悩みが重なっている場合もあります。「いつ頃からそう思うようになったの?」「学校で特に困っていることはある?」など、答えやすいところから聞いてみましょう。
すぐに話せない時は、無理に聞き出す必要はありません。
場合によっては「なんとなく転校したい」「具体的に言い表すのが難しいけれど今の学校は行きたくない」というように、本人も言語化ができないこともあります。言語化ができないときは、親が本人の気持ちに共感・代弁していくことで見えてくるものもあるため、「言葉にできない状態」を受け入れている姿勢を見せることで言葉を紡ぐきっかけになるかもしれません。
▶転校したら、どんな学校生活を送りたいのか考えてもらおう
転校すること以外に「次の学校ではどう過ごしたい?」と聞いてみるのもよいでしょう。毎日通いたいのか、自分のペースで学びたいのか、人間関係を一度リセットしたいのかなど、子どもが望んでいることを整理するヒントになります。
親が「こうした方がいい」と決めるのではなく、本人の希望を確認することで、転校先を考える際にも大切にしたい条件が見えてきます。
▶通学のしやすさや学校生活のペースを確認する
まずは、毎日の通学について確認します。自宅から学校までの距離だけではなく、通学時間や交通手段、登校する曜日や時間帯なども大切なポイントです。
また、授業のスピードや学校での過ごし方なども、現在の生活と大きく変わる可能性があります。実際に学校を見学する機会があると、入学後の生活をイメージしやすくなるでしょう。
▶自分に合った学び方ができるかチェックしよう
学校によって、授業の進め方や学習のサポート方法は異なります。教室で授業を受ける時間が多いのか、自宅で学習する機会があるのか、オンラインを活用できるのかなど、具体的な学び方を確認しておきましょう。また、分からないことを先生に相談できるか、学習が遅れた時にどのような支援を受けられるかも確認しておくと安心です。
▶学費や転校後の手続きについて確認しよう
学校生活のほかに、転校に関わる費用や条件も親子で確認しておきたいポイントです。教材費や通学にかかる費用など、必要になる金額を学校に相談してみましょう。
また、転校できる時期や現在の学校で修得した単位の扱いなども、学校によって異なるため、早めに問い合わせることが大切です。気になる学校が複数ある場合は、同じ項目を比べながら、子どもと一緒に話し合ってみてください。
▶通信制高校やサポート校で、自分に合った学び方を探す
通信制高校では、全日制高校とは異なるスタイルで高校卒業を目指すことができます。登校する日数や学習の進め方などは学校によって異なるため、保護者も学校の仕組みやサポート内容を理解し、子どもの希望に合った環境か一緒に考えてみましょう。
また、サポート校では、学習だけではなく学校生活や進路について相談できる場合があります。今の学校に通い続けることが難しいと感じた時は、通信制高校やサポート校も選択肢に加え、子どもが安心して学べる環境を親子で探してみることが大切です。
▶今の学校で過ごし方を変える方法もある
学校そのものを変えなくても、困っている内容によっては、学校での過ごし方を見直せる場合があります。例えば、担任や保健室の先生、スクールカウンセラーなどに相談し、授業や学校生活についてどのような工夫ができるか、一緒に考えてもらう方法です。
保護者から相談することで、子どもが伝えにくい悩みを学校に知ってもらうこともできます。
人間関係に悩んでいる場合は、クラス以外で過ごせる場所を探すなど、本人が安心できる環境について相談してみましょう。すぐに転校を決めるのではなく、まずは今の学校でできることを親子で検討することが大切です。

▶いったん立ち止まって考えることもできる
「今は学校に通うことが難しい」と子どもが感じている場合は、転校を急いで決めず、まずは休学などの方法があるか学校に相談してみましょう。また、退学した場合でも、別の高校へ編入したり、高卒認定試験を利用して進学を目指したりする道があります。
ただし、学校によって手続きや条件が異なるため、退学を決める前に、保護者も学校や進路の相談先に問い合わせることが大切です。子どもと一緒に今後の選択肢を整理し、納得できる方法を考えていきましょう。
▶休学についての注意点
高校を卒業するには通算3年間(36カ月以上)の在籍が必要です。
休学期間は卒業や進級に必要な在籍期間としてカウントされないため、休学した期間分、卒業や進級が後ろに倒れる(留年する)可能性があります。
休学することで心身の回復に専念したり、学校生活以外のことに時間を使ったりできるというメリットはありますが、デメリットがあることも理解したうえでどのような選択をするかを考えていきましょう。
学校を変えることだけに目を向けず、今の環境でできる工夫や、別の学び方などにも視野を広げると、子どもに合った道を考えやすくなります。気になる学校が見つかったら、教育方針や学習方法、必要な費用などを親子で確認し、本人が納得できる転校先かを話し合ってみましょう。
また、転校や進路変更には、学校ごとに時期や手続きなどの条件があります。保護者だけで判断せず、在籍校や転校先、進路相談の窓口などにも確認しながら進めると安心です。子どもの選択を見守り、必要な場面では一緒に考えることが、これからの学校生活を支える力になるでしょう。
おおぞら高校にも、他校からの転校や編入学を経験している生徒がたくさんいます。。
「転校は不安だったけれど、親が一緒に考えてくれたのが嬉しかった」という声も多く、保護者の方の寄り添いが子どもたちが前を向くための力になっているのだと日々感じています。
以下のキャンパスブログでは保護者の方と一緒に転校先を選んだ生徒のインタビューを掲載しているので、ぜひ参考にしてくださいね!
九大学研都市キャンパスブログ
【学校生活で困っている高校生の方へ】ただいま「転入学」に関するご相談が増えています。この春に転入学してきた生徒に聞きました!
高崎キャンパスブログ
「転入学してよかった!」おおぞら高校に転入学した二人が語るリアルな体験談 ~転入生インタビュー
\まるわかりまとめ資料ダウンロード/通信制高校とサポート校の関係について まずは簡単に把握したい方はこちら↓
「転校したい」
と子どもから打ち明けられた場合、親としては驚いたり「本当に転校して大丈夫なの?」と心配になったりするかもしれません。
子どもの将来を思うからこそ、できるだけ良い道を選んでほしいと考えるのも自然なことです。
一方で、転学(転校※以下転校で統一)したいという言葉の背景には、学校生活で感じている悩みや人間関係、勉強、将来への不安など、さまざまな思いが隠れていることがあります。まずは子どもの話を聞き、何に困っているのか、どのような環境を望んでいるのかを一緒に整理することが大切です。
また、転校先を探す際には、学校の特徴や通いやすさだけではなく、子ども自身が安心して過ごせそうか、どのような学び方ができるかなども確認しておきたいポイントになります。
今の学校を離れることだけを考えるほかに、転校以外の方法にも目を向けることで、選択肢が広がることもあるでしょう。
本記事では、子どもから「転校したい」と言われた時に親ができることや、転校先を選ぶ際に確認したいポイント、子どものこれからを支えるための考え方についてご紹介します。
子どもに「転校したい」と言われたら、まずどうすればいい?
子どもから突然「転校したい」と言われたら、親は驚きや不安から、すぐに理由を聞いたり、転校について判断したりしたくなるかもしれません。しかし、まず大切なのは、子どもが勇気を出して話してくれたことを受け止めることです。▶まずは子どもの言葉を否定せずに受け止めよう
「どうして?」「もう少し頑張れない?」など、すぐに答えを返したくなることもあるでしょう。しかし、子どもにとっては、転校したいという気持ちを親に伝えること自体が大きな決断です。まずは「そう思っているんだね」「話してくれてありがとう」と受け止め、落ち着いて話せる雰囲気をつくりましょう。
▶親が焦って結論を出さないことも大切
子どもの将来を心配すると「このままではいけない」と焦って学校を探したくなるかもしれません。ただ、転校するかどうかをその場で決める必要はないので、子どもの気持ちと現在の状況を整理してから、今後のことを考えていきましょう。すぐに答えを出さないことは、問題を先送りにすることではなく、親子で考える時間をつくることでもあります。
▶「転校したい」という気持ちを大切なサインとして考える
転校したいという言葉の背景には、学校生活で感じているさまざまな困りごとがあるかもしれません。人間関係や勉強、学校の雰囲気など、理由は一つとは限らないでしょう。まずは「転校」という結論だけに注目するのではなく、子どもが今どのような気持ちでいるのかを大切にしながら、次のステップを考えていくことが大切です。
親の意見を伝える前に聞いておきたいこととは
子どもから「転校したい」と言われた時、親としては「せっかく受験を頑張って入った学校なのに、本当に転校していいの?」「別の学校でも大丈夫?」と、自分の考えを伝えたくなるかもしれません。しかし、まずは子どもが何に悩み、どのような環境を望んでいるのかについて知ることが大切です。
▶何が辛くて転校を考えているのかを聞いてみよう
まず確認したいのは「転校したい」と思ったきっかけです。友だちや先生との関係、勉強、学校の雰囲気、通学の負担など、困っていることは人によって異なります。
また、一つの理由だけではなく、いくつかの悩みが重なっている場合もあります。「いつ頃からそう思うようになったの?」「学校で特に困っていることはある?」など、答えやすいところから聞いてみましょう。
すぐに話せない時は、無理に聞き出す必要はありません。
場合によっては「なんとなく転校したい」「具体的に言い表すのが難しいけれど今の学校は行きたくない」というように、本人も言語化ができないこともあります。言語化ができないときは、親が本人の気持ちに共感・代弁していくことで見えてくるものもあるため、「言葉にできない状態」を受け入れている姿勢を見せることで言葉を紡ぐきっかけになるかもしれません。
▶転校したら、どんな学校生活を送りたいのか考えてもらおう
転校すること以外に「次の学校ではどう過ごしたい?」と聞いてみるのもよいでしょう。毎日通いたいのか、自分のペースで学びたいのか、人間関係を一度リセットしたいのかなど、子どもが望んでいることを整理するヒントになります。
親が「こうした方がいい」と決めるのではなく、本人の希望を確認することで、転校先を考える際にも大切にしたい条件が見えてきます。
転校先はどう選ぶ?親子で確認したいポイント
転校先を探し始めると、学校の数が多く「どこを選べばいいの?」と迷ってしまうかもしれません。無理なく学校生活を続けられるかという視点から、親子で具体的な条件を確認してみましょう。▶通学のしやすさや学校生活のペースを確認する
まずは、毎日の通学について確認します。自宅から学校までの距離だけではなく、通学時間や交通手段、登校する曜日や時間帯なども大切なポイントです。
また、授業のスピードや学校での過ごし方なども、現在の生活と大きく変わる可能性があります。実際に学校を見学する機会があると、入学後の生活をイメージしやすくなるでしょう。
▶自分に合った学び方ができるかチェックしよう
学校によって、授業の進め方や学習のサポート方法は異なります。教室で授業を受ける時間が多いのか、自宅で学習する機会があるのか、オンラインを活用できるのかなど、具体的な学び方を確認しておきましょう。また、分からないことを先生に相談できるか、学習が遅れた時にどのような支援を受けられるかも確認しておくと安心です。
▶学費や転校後の手続きについて確認しよう
学校生活のほかに、転校に関わる費用や条件も親子で確認しておきたいポイントです。教材費や通学にかかる費用など、必要になる金額を学校に相談してみましょう。
また、転校できる時期や現在の学校で修得した単位の扱いなども、学校によって異なるため、早めに問い合わせることが大切です。気になる学校が複数ある場合は、同じ項目を比べながら、子どもと一緒に話し合ってみてください。
▶通信制高校やサポート校で、自分に合った学び方を探す
通信制高校では、全日制高校とは異なるスタイルで高校卒業を目指すことができます。登校する日数や学習の進め方などは学校によって異なるため、保護者も学校の仕組みやサポート内容を理解し、子どもの希望に合った環境か一緒に考えてみましょう。
また、サポート校では、学習だけではなく学校生活や進路について相談できる場合があります。今の学校に通い続けることが難しいと感じた時は、通信制高校やサポート校も選択肢に加え、子どもが安心して学べる環境を親子で探してみることが大切です。
「今の学校を辞める」だけが選択肢じゃないって知ってる?
「転校したい」と考え始めると「今の学校を辞めて別の学校へ移る」という方法に目が向きやすくなります。しかし、学校を変える以外にも、今の環境を少し調整したり、学び方そのものを見直したりする方法があります。▶今の学校で過ごし方を変える方法もある
学校そのものを変えなくても、困っている内容によっては、学校での過ごし方を見直せる場合があります。例えば、担任や保健室の先生、スクールカウンセラーなどに相談し、授業や学校生活についてどのような工夫ができるか、一緒に考えてもらう方法です。
保護者から相談することで、子どもが伝えにくい悩みを学校に知ってもらうこともできます。
人間関係に悩んでいる場合は、クラス以外で過ごせる場所を探すなど、本人が安心できる環境について相談してみましょう。すぐに転校を決めるのではなく、まずは今の学校でできることを親子で検討することが大切です。

▶いったん立ち止まって考えることもできる
「今は学校に通うことが難しい」と子どもが感じている場合は、転校を急いで決めず、まずは休学などの方法があるか学校に相談してみましょう。また、退学した場合でも、別の高校へ編入したり、高卒認定試験を利用して進学を目指したりする道があります。
ただし、学校によって手続きや条件が異なるため、退学を決める前に、保護者も学校や進路の相談先に問い合わせることが大切です。子どもと一緒に今後の選択肢を整理し、納得できる方法を考えていきましょう。
▶休学についての注意点
高校を卒業するには通算3年間(36カ月以上)の在籍が必要です。
休学期間は卒業や進級に必要な在籍期間としてカウントされないため、休学した期間分、卒業や進級が後ろに倒れる(留年する)可能性があります。
休学することで心身の回復に専念したり、学校生活以外のことに時間を使ったりできるというメリットはありますが、デメリットがあることも理解したうえでどのような選択をするかを考えていきましょう。
子どものこれからを前向きに支えるために親ができること
子どもから「転校したい」と言われた時、親として心配になるのは自然なことです。しかし、保護者が先に答えを決めるのではなく、子どもの思いを聞きながら、これからについて一緒に考えていくことが求められます。学校を変えることだけに目を向けず、今の環境でできる工夫や、別の学び方などにも視野を広げると、子どもに合った道を考えやすくなります。気になる学校が見つかったら、教育方針や学習方法、必要な費用などを親子で確認し、本人が納得できる転校先かを話し合ってみましょう。
また、転校や進路変更には、学校ごとに時期や手続きなどの条件があります。保護者だけで判断せず、在籍校や転校先、進路相談の窓口などにも確認しながら進めると安心です。子どもの選択を見守り、必要な場面では一緒に考えることが、これからの学校生活を支える力になるでしょう。
おおぞら高校にも、他校からの転校や編入学を経験している生徒がたくさんいます。。
「転校は不安だったけれど、親が一緒に考えてくれたのが嬉しかった」という声も多く、保護者の方の寄り添いが子どもたちが前を向くための力になっているのだと日々感じています。
以下のキャンパスブログでは保護者の方と一緒に転校先を選んだ生徒のインタビューを掲載しているので、ぜひ参考にしてくださいね!
九大学研都市キャンパスブログ
【学校生活で困っている高校生の方へ】ただいま「転入学」に関するご相談が増えています。この春に転入学してきた生徒に聞きました!
高崎キャンパスブログ
「転入学してよかった!」おおぞら高校に転入学した二人が語るリアルな体験談 ~転入生インタビュー
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