定時制高校とは

社会の変化と共に
変わってきた定時制高校

定時制高校とは

ひと昔前は、勤労しながら通うというイメージが強かった「定時制高校」ですが、その在り方は時代とともに変化しています。学ぶ時間帯が選べること、1日の授業時間が短いことなど、多様な学習スタイルに対応できるとあって、定時制高校は近年、不登校・中途退学経験者などの自立支援の面でも期待され、多様な学びのニーズへの受け皿としての役割を担うようになっているのです。


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1日の授業時間が短いのが特徴
全日制と比べて時間の自由度が高い

まず、定時制高校は、全日制高校と比べて1日の中で自由に過ごせる時間が圧倒的に多いのが特徴です。
定時制高校に通う大きなメリットのひとつは、「学ぶ時間が選べる」ことです。最近は、「夜間定時制」だけでなく、「午前の部」「午後の部」「夜間の部」の三部制を設けている「昼夜間定時制」も増えており、多くの学校で、昼間に通学できるようになっています。中には、全日制高校の中に定時制課程を導入している高校も少なくありません。
また、祝祭日や長期休暇を除いて基本毎日登校する必要はありますが、1日の授業時間は全日制高校と比べて短く、多くの学校では1時限約45分~50分、1日4時限と設定されています。
なお、学校によっては給食の導入や、活発なクラブ活動・学年行事などが用意され、全日制の高校とほぼ変わらない高校生活を過ごすことができます。

4年間で卒業するのが一般的
履修方法によって3年での卒業も可能

定時制への入学時期は通常4月で、全日制と同じように、入学試験を受ける必要があります。入学試験では、主に国語・数学・英語の学力テストに加え、面接を行うケースがほとんどです。入学後は全日制と同じように集団授業によって学習を進めていき、学期ごとの試験を通じて単位を修得します。なお、卒業のためには3年以上の在籍と74単位の修得が必要で、「学年制」か「単位制」は、学校によって異なります。

卒業までの期間(必要な単位を修得し切る期間)は、一般的に4年間ですが、履修上無理がなければ、全日制のように3年間での卒業も認められています。卒業時には、全日制と同等の高校卒業資格が得られ、それをもって大学に進学する生徒も大勢います。

全日制、定時制、通信制、それぞれの違いを知り、
自分に合う選択肢をみつけよう

定時制高校は、全日制よりも自由に過ごせる時間が多いのに、学校生活も充実していて、そのうえ高校卒業資格も得られる――こう聞くと、定時制高校に通うことはメリットばかりに思えるかもしれません。しかし、自由度が高い分、充実した高校生活を送って卒業するには、生徒自身の意志の強さや、家族のサポートが必要になってきます。また、大学進学を目指す場合は、授業で足りない分を、自ら学習して補う必要が出てくるかもしれません。
全日制、通信制、定時制と、卒業時に高校卒業資格が得られるのはいずれも同じですが、日々の学習スタイルや在籍する年数などはそれぞれ違い、ここで紹介した以外にも、それぞれのメリットやデメリットがあります。自分に合った学校を選ぶためにも、まずは、全日制・定時制・通信制の違いと特徴についてしっかり確認しておきたいところですね。

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情報あつめの第一歩!

高校生活 高校生活

一口に「高校」といっても種類はさまざま。まずは、いろいろな高校のカタチを知ることから始めてみましょう!
特に通信制高校は、これまでの常識にはあてはまらない新しい教育スタイルを次々と打ち出し、大きな注目を集めています。だからこそ、それがどんなものかを知ることはとても大きな一歩になります!
ホームページで調べるほかにも、学校説明会やオープンキャンパスに参加して学校の雰囲気を肌で感じることも、情報集めにはとても有効です。「どんな高校生活を送れるんだろう?」ということはもちろん、「その先どんな大人になれるんだろう?」という視点で見聞きしてみることが、情報集めのポイントですよ!

おおぞら高等学院は、なりたい大人になるための一人ひとりの頑張りを全力で応援しています。学校説明会や個別相談は全国各地で開催中です。もちろんオンラインでの開催も行っておりますので、お気軽にどうぞ!

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